マック高価格バーガー投入、その勝算は?
マクドナルドが新たな一手を打った。
日本マクドナルドは17日、
「クォーターパウンダー」シリーズに、
高価格帯の新メニューを、期間限定で投入すると発表。
従来から1/4パウンドのビーフパティが売り。
だからクォーターパウンダー。
通常のハンバーガーの2.5倍になる。
新メニューは2つ。
第1が「クォーターパウンダーBLT」。
Bベーコン、Lレタス、Tトマトが主役で、
いわばハンバーガーの古典中の古典。
そのクォーターパウンダー版。
第2が「クォーターパウンダーハバネロトマト」。
ハバネロソースの辛さを効かせた。
【クォーターパウンダーBLT】 | 【クォーターパウンダーハバネロトマト】 |
24日から全国の店舗で期間限定で販売する。
BLTは8月下旬までの販売で、
価格は520円~570円、
ハバネロトマトは7月下旬までの販売で、
480円~520円。
価格に幅があるのは、
4月19日から「地域別価格体系」を
導入しているため。
同社が10日に発表した5月の既存店売上高は、
13カ月ぶりにプラスになったばかり。
しかし、客数は対前年比▲3.1%のマイナスなので、
既存店売上高プラスは客単価の増加によるもの。
原田泳幸会長兼社長は新商品発表会で、
「独自性の強い商品で、多様化した来店動機を生み出す」と説明。
客数減を補う客単価アップのための
「高価格路線への変更ではない」ことを強調した。
コンビニエンスストアとの競合が激しいファストフード店。
外食産業が中心のフード系アルバイトは
人材不足から時給が上昇している。
人材会社インテリジェンスの求人情報サービス「an」によると、
4月のフード系職種の時給は、
16カ月連続前年比プラスの「933円」。
人材確保と人件費の上昇。
さらに食材コストの高騰。
乗り越えなければならない壁はいくつもある。
圧倒的なボリュームを誇るクォーターパウンダー。
「重量級」商品のパンチで、
コンビニとの闘いに勝つことができるか。
一度は食べてみたい気もするが、
ファストフードで単品500円超。
ドリンクやポテトを加えたセット価格は、
BLTが830~870円。
ハバネロが780~820円。
あなたは食べてみたいか?
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