三井不動産news|2020年開業「(仮称)上海蓮花路駅ビル商業施設」参画決定

三井不動産(株)(東京都中央区、菰田正信社長)は、中華人民共和国上海市閔行(ミンハン)区において、上海地下鉄1号線「蓮花路(レンファールー)駅」に直結する「(仮称)上海蓮花路駅ビル商業施設」の事業化を決定した。開業は2020年を予定している。

同商業施設が所在する閔行区は、上海市南西部に位置し、市中心部にも近い。また、蓮花路駅の1日当たりの乗降客数は約11万人で、単独駅としては、上海メトロ全線中第3位。駅前に併設されたバスターミナルからは32路線のバスが運行する交通利便性の高い立地だ。

同社が海外の駅ビル事業に参画するのは初めてだ。この事業は、上海市の地下鉄を保有・運営する上海申通地鉄集団(上海メトロ)との共同事業となる。

上海市初の地下鉄駅再開発事業として、上海メトロの子会社である「上海広漣置業有限公司」が既存駅舎を解体して再開発を行う。地下1階・地上5階建て、延床面積約5万㎡のうち、商業施設部分(延床面積約3万㎡、約90店舗)を同社グループが一括で借り上げて運営する予定だ。

開発テーマは、「My favorite THIRD PLACE」。通勤・通学の駅利用者や周辺住民に対して、生活密着型でありながら、新たなライフスタイルを提案する高感度な商業施設を目指す。飲食店舗を充実させることに加え、提案力・情報発信力のある小型店を導入した店舗構成を計画している。日系テナントも積極的に誘致する。

同社グループでは、上海市浦東新区金橋出口加工区において、2020年開業予定の大規模商業施設「(仮称) ららぽーと上海金橋」を建設中だ。

■(仮称)上海蓮花路駅ビル商業施設 概要
所在地/中華人民共和国上海市閔行区梅龍鎮地下鉄1号線蓮花路駅
交通アクセス/地下鉄1号線「蓮花路」駅直結
敷地面積/約1万7600㎡(5333坪)
延床面積/約3万1000㎡(9393坪)
店舗面積/約1万6500㎡(5000坪)
事業形態/複合用途建物のうち、商業部分を同社グループが賃借、運営(マスターリース事業)
構造/鉄骨造 地上5階、地下1階建て  商業部分:地上1階~地上5階
駐車場:地下1階
店舗数/約90店舗
駐車場台数/約250台
開業予定/2020年

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