イケアnews|「原宿駅前プロジェクト」へ初の都心型小型店舗を出店
イケア・ジャパン(株)(千葉県船橋市、ヘレン・フォン・ライス社長)は、NTT都市開発(株)(東京都千代田区、中川裕社長)が原宿駅前に開発中の複合商業施設「原宿駅前プロジェクト」へ出店すると発表した。都内への初めての出店で、2020年春の開業を予定する。
店舗は複合ビルの1・2階への出店で、その面積は833坪と、通常の郊外型店舗の10分の1ほどのコンパクトサイズだ。
都市部への人口集中は世界的なトレンドだ。都心部での家具・生活雑貨のニーズは今後も大きくなると予測される。また、車を持たない若年層が増えているため、郊外型の店舗を構えてきたイケアにとっては戦略の見直しが問われてきた。
市場の変化にいち早く対応したのは、ニトリで、都心型の小型店舗を積極的に出店して業績を上げている。
今回の原宿一等地への出店は、若い世代へのブランド浸透を高めるための施策で、郊外型巨大店舗からの戦略転換になる。しかし800坪サイズとはいえ、都市部は賃貸料が高い。その投資をどのように吸収するのか。また、800坪サイズでは、品揃えやプレゼンテーションは通常店とは大きく異なる。
小型店展開の試金石となる店舗であることは間違いない。
同社のヘレン・フォン・ライス社長のコメント。
「東京都心部での出店を通し、より多くの日本の消費者の皆さまに、イケアを体験していただけることを大変うれしく思います。日々の暮らしのお悩みや、ニーズにお応えできる商品や解決策を、インスピレーションあふれる環境でご提供できますことを楽しみにしております。もちろん、皆さまの大好きなお食事もご提供する予定です」
■都心型店舗 概略
名称/未定
所在地/東京都渋谷区神宮前1丁目14-14、59外(地番)原宿駅前プロジェクト内
交通/JR山手線「原宿駅」 徒歩1分 東京メトロ千代田線「明治神宮前〈原宿〉駅」徒歩1分
面積/約2500㎡(833坪)
開業予定日/2020年 春