大丸松坂屋news|2024年名古屋市栄地区に商業施設を開業
(株)大丸松坂屋百貨店(東京都江東区、好本達也社長)は、1月23日(水)、名古屋市中区錦三丁目25番街区の開発を、名古屋市(河村たかし市長)と共同で行うことを発表した。
同社は、J.フロントリテイルグループが推進する「地域とともに成長するアーバンドミナント戦略」に基づいて、松坂屋名古屋店、名古屋パルコとともにグループとしての相乗効果を図りながら、栄地区の賑わいと集客力の向上に資する開発を進めていく。
一方の名古屋市は、周辺道路、公園、地下街との一体性に配慮しながら、求心性・シンボル性のある再開発を目指す。
計画地は4862.96㎡(1474坪)で、同社が3040.82㎡(921坪)、名古屋市が1822.14㎡(552坪)、それぞれ所有している。
名古屋市が公募型プロポーザル方式によって事業候補者を募集し、2019年度中に事業候補者を選定する。
公募型プロポーザル方式とは、参加希望者を募って、設計の取り組み方針などの提案を総合的に評価して設計者を特定する方法。設計料の競争入札ではなく、設計者としての適正や能力を重視する。
2020年度をめどに、大丸松坂屋百貨店と名古屋市と選定された事業候補者の3者で基本協定を締結し、事業を推進する予定だ。
2022年度着工、2024年度竣工・開業を予定している。
主な開発条件は3つ。
1つ目は、大丸松坂屋百貨店が地下2階から上層階に向けた低層部で商業専門店事業を展開すること。2つ目は、事業候補者が滞在・文化・学び・アミューズメントに関する事業を導入すること。
3つ目は、建設する施設は、地下鉄、地下街と接続し、スロープやエレベーターを設置してバリアフリー導線を確保すること。