イオン九州news|13年目の「イオンモール福岡伊都」3/20改装オープン
イオン九州(株)(福岡市博多区、柴田祐司社長)は、3月20日(水)に、「イオンモール福岡伊都」をリニューアルオープンする。
同モールは、福岡市が市西部の新たな拠点として開始した「伊都土地区画整理事業」の商業ゾーンに、2006年3月にオープンした。開設当初はイオン福岡伊都ショッピングセンターの名称だったが、2011年でイオンが大型ショッピングセンターの名称を「イオンモール」に統一したことから、現在の名称になった。今年で13年目を迎えるが、経営と運営はイオン九州である。
九州で初めて3層のモールで、建物は地上4階建ての本館と、大型専門店が入った地上2階建ての別館で構成される。商業エリアは1万3290坪(通路含む)。
同エリアは開発が進み、周辺人口は伸長している。商圏内人口の年齢は40代以下の若い世代が多く、3㎞圏内にある5つの小学校には約4000名の児童が在学している。また2018年9月には、九州大学が2005年から進めていた伊都キャンパスへの統合移転を完了したことから、今後、大学周辺の街づくりが予定され、さらなる人口増加が見込まれる。
そうした人口増を背景に、リニューアルはコンセプトは、「よりみちHAPPY」。家族の送り迎え時や仕事帰り、大学の講義後、電車の待合時間などに、気軽に来館してもらおうという意を込めた。また改装に当たっては、顧客へのヒアリング調査などを行っている。このヒアリングのニーズに応えて4つの新しい機能を加えている。
一つは、フードコートの席数を64席に増やし、皆で食事が楽しめるデザインに変えた。また「もぐもぐコート+よりみちダイニング」に名称を変更した。
2つ目は、いつもベビー休憩室が混雑して困っているという問題を解決するために、モールゾーン1階にベビー休憩室を新設した。
3つ目は、無印良品の誘致だ。福岡市内西エリアでは最大規模の約500坪店舗が2階に出店する。
4つ目は、買物途中で休みたいというニーズに対応して1階駅側出入口に30席のイートインコーナーを新設。また館内にはソファを配置する。
同モールの核店舗はイオン福岡伊那店。3層改装では全95のテナントのうち、新規は10店、リニューアルは14店、そして店舗移転が7店となる。
核店舗のイオン福岡伊都店は、1階の食品売場では「簡便食」「冷凍食品」や、「ヘルス&ウェルネス」「オーガニック」の品揃えを強化する。化粧品売場では、話題のコスメを集めたイオン九州オリジナル「Pick up station」を新たに設ける。3階の直営ベビー売場では、アップリカショップを新たに導入して、商品知識の豊富な専属の従業員を配置する。おもちゃ売場には商品を触って遊んで楽しめるタッチ&トライを導入する。住居関連では、イオンのプライベートブランド「ホームコーディ」を新規導入する。
またイオングループの室内ゆうえんち「モーリーファンタジー」は面積を拡大して、プレイグラウンド「スキッズガーデン」は国内最大級の面積でリニューアルオープンする。
■イオンモール福岡伊都 概要
所在地/福岡県福岡市西区北原1丁目2-1
店長者/橋本健司
専門店数/本館86店舗(ATM・一時出店2店舗含む)別館11店舗
核店舗/イオン福岡伊都店
敷地面積/約4万5903㎡(1万3910坪)
商業施設面積/約4万3856㎡(1万3290坪)(通路含む)
駐車台数/1887台
駐輪台数/1234台
営業時間/イオン直営1階9:00~23:00(2階・3階22:00)、専門店10:00~22:00、レストラン11:00~23:00
建物構造/本館:鉄骨造地上4階建、別館:鉄骨造2階建、立体駐車場:鉄骨造地上6階建
従業員数/モール全体約1270人(うちイオン直営約420人)