イズミnews|イトーヨーカ堂跡の「ゆめタウン福山」コト消費強化で6/29出店
(株)イズミ(広島県広島市、山西泰明社長)は、6月29日(土)に(株)セブン&アイ・ホールディングスとの業務提携によって譲受したイトーヨーカ堂福山店を改修して、「ゆめタウン福山」としてオープンさせる。
同店は広島県福山市にあるショッピングセンター「ポートプラザ日化」の核店舗の一つで、もう一つの核が天満屋ストア運営のスーパーマーケット「天満屋ハピータウンポートプラザ店」だ。2月1日に改装を済ませている。
ゆめタウン福山は、地上4階建てで、店舗面積は6121坪、延床面積は約1万8061坪。1・2階が売場、3・4階が駐車場となる。
「3世代のお客さまに満足していただける、便利で居心地の良いお店」をテーマに、改装では、1.5倍に席数を増やした450席のフードコート、地元・鞆(とも)の浦をイメージした子どもの遊び場、10カ所のソファを置いたレストスペースなど、滞在型の空間づくりを志向している。
また、新規12店舗を含む50店舗の専門店テナントを誘致。テナントの約2割を入れ替え、食品・飲食比率を高めている。今秋オープン予定の無印良品は中四国最大級の規模になる。
イズミ直営の1階の食品売場は「値頃感」「鮮度」「品質」「名物商品」「地産地消」にこだわったアップスケール型の品揃えで、天満屋ハピータウンとの差別化を図る。
食品は「いいものが安い」を合言葉に品揃えする。鮮魚売場では三原・糸崎から直送の朝セリ生魚を対面で販売する。精肉売場では5等級の国産黒毛和牛や「イチボ」「トモサンカク」「ミスジ」などの希少部位を扱う。青果売場では四季の旬にこだわった果物・野菜を展開する。
また惣菜売場では、新業態となるおむすび専門店「おむすび処 夢次郎」を導入して、店内製造のおむすびや弁当を約10種類揃える。唐揚げ専門店「泉唐匠」、コロッケ専門店「夢咲爺」といったように屋号を配したコーナー展開だ。また、女性・健康・単身者の多様なニーズに応えるために、サラダや揚げ物、食べきりサイズの簡便、即食商品を強化展開する。
2階の衣料品売場では、備後地区最大級の靴売場を設け、婦人・紳士・子ども靴で約40ブランド、約2万足を展開する。備後地区最大となるカープグッズコーナーは集客の目玉となる。
また最新トレンドコスメからスキンケアまでを品揃えするコスメショップ「En Fleur(ア・フルール)」では、福山初となる「ニールズヤード・レメディーズ」など人気のオーガニックコスメを充実させる。
総投資額は約40億円。物販だけでなく「食事などを含めたコト消費を取り込み、3世代が楽しめる店舗にしていきたい」(山西泰明社長)。モノ+コト消費で3世代マーケットを狙う。
■ゆめタウン福山概要
店長/河内山 英雄(こうちやま ひでお)
所在地/広島県福山市入船町3-1-60
営業時間/9:00~21:00
休業日/年中無休
ポートプラザ日化敷地面積/約7万5800㎡(約2万2970坪)
ゆめタウン福山延床面積/約5万9600㎡(約1万8061坪)
ゆめタウン福山店舗面積/約2万0200㎡(約6121坪)
駐車台数/約2700台(ゆめタウン福山・天満屋ストア)
建物構造/鉄骨造地上4階建て、1・2階売場、3・4階駐車場
従業員数/約460名(イズミ約260名、専門店約200名)
専門店/50店舗