髙島屋news|開業50年「玉川高島屋S・C」8月から食中心に滞在型へ順次改装
(株)高島屋(大阪市中央区、村田善郎社長)は、11月11日(月)に開業50周年を迎える「玉川高島屋S・C」(東京都世田谷区)のリニューアルを8月から順次実施すると発表した。
〈玉川髙島屋S・C〉
玉川高島屋S・Cは日本初の本格的郊外型ショッピングセンター(SC)として、百貨店である玉川高島屋をアンカーテナントとして1969年に開業した。120の専門店を擁し、モータリゼーションを予見した大型駐車場を完備して「ワンストップショッピング」が可能なSCを目指した。
近年、二子玉川駅周辺の開発が急速に進んでいて、現在のマーケット規模は2010年と比較しても1.5倍に成長している。一方で、二子玉川の豊かな自然環境を取り入れた施設づくりや、各世代に対応する多様できめ細かなサービスが求められている。
こうしたことから開業50周年を機に、SCを買物のために「訪れる場」から「時間を過ごす場・集う場」と捉えなおして、「玉川流ライフスタイルセンター」として「食」を中心に刷新する。
リニューアルのポイントは3つだ。
第1は、本館・南館の地下1階の食料品ゾーンにおいて、専門店と百貨店を一体化させる。14店舗が新規オープンし、29店舗が改装オープンして「フーズシティ」として新たに生まれ変わる。
〈B1F リニューアルマップ〉
そのなかで味百選・銘菓百選売場が新ゾーン名称「Foods Select(フーズセレクト)」として、9月18日に登場する。老舗・名店の味が全国から集う「味百選」と、全国の人気和菓子が揃う「銘菓百選」を隣接させて、売場面積をこれまでの約2倍の30坪に拡大する。
専門店では、明治屋がリニューアルする。「デリベイク」ブランドのハム、ソーセージ類をコーナー化し、ブラッシュアップする。直輸入の酒類、生鮮品を引き立たせる上質なグロサリー・デイリー商品、菓子が揃う。そのほか、「グラニースミス アップルパイ&コーヒー」、タピオカミルクティーの「ゴンチャ」などが新たに登場する。
〈明治屋:本館B1F〉
リニューアルの第2のポイントとして、食料品店のほかにも、専門店では新規・改装あわせて50店舗がオープンする。次世代層開拓に向けたトレンドや旬のブランドを導入するほか、コト体験型の店舗も出店する。
バレエ・ダンス用品の「チャコット」が新規オープンする。バレエ用品からフィットネスウェア、子ども向けアイテムなど多彩な商品を展開。また、コスメティクスライン「チャコットフォープロフェッショナルズ」を提案し、ライフスタイルをトータルでサポートする。さらに、不定期ではあるが、ヨガ教室も主催する。
第3のリニューアルの特徴は、「過ごす場・集う場」としての機能充実を図って南館7階・8階の屋上庭園を整備する。
南館7階に、アメリカ西海岸の空気感をもつ開放的なベーカリー&レストラン「BRENTWOOD TERRACE(ブレントウッドテラス:仮称)」がオープンする。テイクアウトメニュー(ピザ・カフェなど)も充実させる。
また、南館7階屋上には、心地良い時間を過ごせるガーデン空間として「PARK TERRACE OSOTO(パーク&テラス オソト)」が新たにオープンする。
〈パーク&テラス オソト〉
さらに南館8階には、「アクティビティスペース」(67坪)を新たに設け、ヨガ・天体観測・グランピング・パルクール・絵画教室など、さまざまなアクティビティ教室を開催する。