三井不動産news|「三井アウトレットパーク 台南」第2期開発計画に着手

三井不動産(株)(東京都中央区、植田俊社長)は、プロジェクト会社である「三南奧特萊斯股份有限公司」を通じて「三井アウトレットパーク 台南」(以下「MOP台南」)の第2期開発計画に着手することを決定した。

「三井アウトレットパーク 台南」のある台南市は、2024年で設立400周年を迎える台湾の古都。歴史的史跡が数多く残り、観光地としても見どころが多い。その台南市の交通の玄関口、台湾新幹線「台南駅」および在来線「沙崙駅」の目の前に2022年2月、「MOP台南」第1期がオープンした。

第1期のオープン以来、台湾での人気が高いジャンルやブランドの店舗、台湾南部初進出店舗、地元で有名な老舗飲食店の出店など魅力的な店舗構成が高く評価され、オープンから2023年12月末までに、のべ約1500万人前後の顧客が訪れた。

「MOP台南」の周辺では現在複数の住宅開発事業が進捗している。台南市政府の発表によると2027年までに1万人を超える人口増加が想定されている。また、スマートエネルギー研究所や大学、大型展覧会場など多様な施設が既に竣工・稼働しているほか、今後はさらに総合病院、ホテルなどの完成も予定されており、台湾南部でも最も成長が注目されるエリアの一つとなっている。

このような施設周辺の状況から、「MOP台南」の第2期開発計画では第1期(約190店舗)から約50店舗増加し、全体で約240店舗にスケールアップする。

「MOP台南」は、熱帯気候の台南市でも快適にショッピングを楽しめるように、第1期と同様に全エンクローズドモール型の施設を計画している。アウトレット店舗の拡充に加えて、大型物販飲食店舗の誘致も想定している。急成長する周辺人口のニーズに応えられるよう、ワンストップショッピングの利便性も高めていく。

第2期開発計画の建物の屋上と外部平面駐車場には、創エネを目的とした太陽光パネル約1700枚を設置する予定だ。台湾南部特有の豊富な日射量を有効活用することで環境負荷低減へ貢献する。生み出されたクリーン電力は、施設内で必要とされる電力に充てられる。

■三井アウトレットパーク 台南
所在地/台湾 台南市帰仁(キニン)区帰仁大道100号
事業主体・運営管理/三南奥特莱斯股份有限公司
事業形態/アウトレットモール
敷地面積/約5万9000㎡(1万7848坪)
延床面積(駐車場フロア面積含む)/約11万㎡(3万3275坪):第1期約8万7000㎡(2万6318坪)、第2期約2万3000㎡(6958坪)
店舗面積/約4万4000㎡(1万3310坪):第1期約3万4000㎡(1万0285坪)、第2期約1万㎡(3025坪)
構造・建物規模/RC造地上4階建
開業/第1期2022年2月25日、第2期2025年予定
店舗数/約240店舗:第1期約190店舗、第2期約50店舗
建物環境デザイン/ノンスケール(株)
ランドスケープデザイン/有限会社アースケイプ
設計/第1期 原大聯合建築師事務所、第2期 九典聯合建築士事務所
施工/瑞助営造股份有限公司

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