神戸物産news|グループ製造会社・宮城製粉の新工場竣工

神戸物産グループの宮城製粉(株)(宮城県亘理郡、後藤浩一社長)の新工場が完成して、4月中には試運転を行い、順次商品の出荷を開始する。

宮城製粉では、第一工場で冷凍の大根おろし、第二工場で冷凍の団子、第三工場でレトルトのカレー、石巻工場で鮭フレーク、石巻第二工場で煮豚などを製造している。既存の工場だけでは需要に対応できなくなりつつあることから、供給能力の増強や新商品開発の強化などを目的に新工場を建設した。

新工場によって工場床面積は延べ約1万9590㎡と以前の延べ1万0339㎡から約1.9倍の規模、生産能力は従来比約2.5倍と、神戸物産が保有する国内グループ工場の中でもトップクラスの生産量となる。主な製造ラインはレトルトライン、チルド惣菜ライン、冷凍菓子ライン。約50アイテムを製造する。

また新工場は冷凍設備の冷媒には「自然冷媒」を採用し、太陽光発電設備を設置してその電力を使用するなど、サステナブルな工場を目指している。

神戸物産は2026年度までの中期経営計画を掲げ、中期経営計画期間内にPB比率を37%、長期的には40%にまで高めていくことを目標とする。国内グループ工場の製造能力増強と生産効率の向上に取り組み、プライベート商品の拡充を目指す。

■新工場の概要
所在地/宮城県亘理郡亘理町逢隈高屋字堂田42番11
敷地面積/5万㎡(1万5125坪)
延床面積/9251.12㎡(2799坪)
竣工日/2024年3月29日
設備投資額/約81億円(用地取得費含む)
主な製造ライン/レトルトライン、チルド惣菜ライン、冷凍菓子ライン
従業員数/91名(2024年4月1日時点)
製造アイテム数/約50アイテム

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