ファミマnews|愛知県岡崎市でFC小型トラックの走行実証を11/8から開始

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(株)ファミリーマート(東京都港区、細見研介社長)は、水素を燃料とする燃料電池小型トラック(FC小型トラック)の走行実証を、11月8日(月)から愛知県岡崎市を中心としたエリアで開始する。

この実証実験は、ファミリーマート岡崎定温センター(愛知県岡崎市)を起点とする1日3便の店舗配送コースで実施する。対象となるのは岡崎市、豊田市、安城市のファミリーマート約30店舗で、弁当やおむすび、パンなどの中食を中心とした商品配送となる。

走行実証を行うFC小型トラックとして、トヨタ自動車といすゞ自動車が共同開発した最大積載量3トン・2室式の車両を使用する。いすゞ自動車の「エルフ」をベースに、トヨタ自動車が開発した「2代目MIRAI」のFCユニットを搭載している。動力と冷蔵ユニットの電源には燃料電池を採用する。


FC小型トラックの燃料として、東邦ガス(愛知県名古屋市、増田信之社長)とJHyM(日本水素ステーションネットワーク合同会社)が共同運営する「豊田豊栄水素ステーション」(愛知県豊田市)が供給する地産再エネルギーを活用した都市ガス由来のCO2フリー水素を使用する。CO2フリー水素は、豊田市内など中部地域で創出された再生可能エネルギー由来のCO2削減価値を用いて、都市ガスから水素を製造する際に排出されるCO2全量をオフセット(埋め合わせ)している。

地産再エネルギーを活用し、都市ガス由来のCO2フリー水素を燃料にしたFC小型トラックの走行実証は、国内で初の取り組みとなる。

ファミリーマートはこの走行実証を通じて、最も高いレベルの配送品質が求められるコンビニエンスストアの定温配送での FC小型トラックの燃費・航続距離・温度管理といった実用性と、水素ステーションでの充填のタイミングや充填時間などの利便性に関する検証を行う。走行実証は1年間の実施する予定だ。

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