JobRainbownews|「D&Iアワード2022」でファストリとファミマが最高評価

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LGBTに関する教育事業や就職支援事業を展開する(株)JobRainbowが実施する、ダイバーシティ&インクルージョン(D&I)に積極的に取り組む企業を認定・表彰する「D&I アワード2022」が発表された。

小売企業では、(株)ファーストリテイリング(山口県山口市、柳井正会長兼社長)はダイバーシティスコア96点(100点満点)を獲得し、最高評価の「ベストワークプレイス」に認定された。従業員一人ひとりの個性を尊重し、挑戦と可能性を広げる機会が平等にある職場環境を実現するための取り組みが評価された。

同社は、2015年に人事部内に女性活躍推進室を設立し、女性のキャリアとライフイベントの両立支援の取り組みを進めていて、2019年6月には、さらに包括的にダイバーシティ推進の取り組みを強化するために、社長室直轄のダイバーシティ推進チームへと改編。以来、「ジェンダー」「Global One Team」「障がい」「LGBTQ+」の4つを重点領域として、取り組みを進めている。

(株)ファミリーマート(東京都港区、細見研介社長)は「D&Iアワード大賞(大企業部門)」を受賞した。また、評価の認定ランクは、同アワードが始まった前回に続き、2年連続で最高位の「ベストワークプレイス」」に選定された。

子どもが生まれた社員と上司が話し合う機会を作る面談シートの作成と社内制度の周知、社内アワードの実施、各部門・地域のSDGsリーダー選出、全社的なプログラムの開催などで、全国の社員を巻き込む取り組みや障害のある社員の活躍にも積極的な点が評価された。コンビニエンスストアという誰もが利用できる場所でD&Iを推進していることも社会的インパクトが大きい点で評価が高い。

D&Iアワードは、D&Iに取り組む企業を後押しすることで、社会全体のダイバーシティの推進と、その先にある「D&Iがあたりまえの社会」の実現を目指し、2021年に設立された日本初の指標。「ジェンダー」、「LGBT」、「障害」、「多文化共生」、「育児・介護」の5項目における企業の取り組みを合計100点満点のダイバーシティスコアで評価。

「ダイバーシティスコア」の取り組み内容をもとに、各企業が「ビギナー」「スタンダード」「アドバンス」「ベストワークプレイス」の4つのランクに認定される。また、「ベストワークプレイス」認定企業の中から、「大企業部門」「中小企業部門」「地方企業部門」「スタートアップ企業部門」の各部門で1社が、D&I先進企業として大賞を受賞する。

2022年版は547社(グループ連名含む)が参加した。

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