セブン-イレブンnews｜｢環境負荷低減店舗｣実証実験を本格スタート

(株)セブン-イレブン・ジャパン(東京都千代田区、永松文彦社長)は、(株)日立製作所、(株)リコー、サンデン・リテールシステム(株)の3社と連携し、環境負荷低減店舗の実証実験を「セブン‐イレブン三郷彦成2丁目店」で本格スタートした。

同社ではCO2排出量削減を目指した省エネ・創エネ・蓄エネに係るさまざまな設備の実証実験を通して、適合性や効果を見極めながら、水平展開を進めていく。

省エネの取り組みとして、「セブン‐イレブン三郷彦成2丁目店」では日立製作所が技術提供する店舗全体の最適化を目指した「エネルギーマネジメントシステム（EMS）」を導入する。またサンデン・リテールシステム開発の「新型冷凍冷蔵設備」や「新除霜制御装置」を設置する。新型の冷凍冷蔵設備として、エアカーテンを強化した「オープン多段チルドケース」で最適運転することによって使用電力が低減する。

創エネの取り組みとしては、リコーが技術提供する4種類の「次世代太陽電池」を初めて設置する。店内証明や壁面、窓面でもエネルギーを創出する。

またカーポートに太陽光パネルを設置し、再生可能エネルギー比率を高める。

最後に、蓄エネの取り組みとして、可動式蓄電池（バッテリキューブ）を導入することで、発電した再生可能エネルギーを有効活用する。

これらの設備構成最適化エンジニアリングによって、同店での購入電力量は、2013年度対比で約60％削減、CO2排出量は約70%削減することが可能となる。