ヤマザワnews｜第2Q売上高506億円0.7%増･経常5億7000万円21.5％減

(株)ヤマザワ（山形市あこや町、古山利昭社長）が2024年2月期第2四半期の決算を発表した。

売上高が506億5000万円(対前年増減率0.7％増)、営業利益5億3200万円(22.0%減)、経常利益5億7000万円(21.5％減)、四半期純利益10億2400万円(136.2％増)となった。

営業利益率、経常利益率ともに1.1％。

スーパーマーケット事業の売上高は441億5600万円（0.9％増）。第３次中期経営計画の重点課題である顧客の創造、新たな生産性の獲得、収益構造改革に取り組んだ。顧客の創造については、顧客の来店動機や購買動機を高めるために、「ヤマザワブランドづくり」に注力した。「美味しさ、地元（産地）、健康、便利（環境）」の４つをコンセプトとし、商品そのものの品質の追求と、付加価値を生む売り方の訴求を行った。具体的には「健康」をテーマにした、塩分控えめ、だしの旨みに着目した「だしが旨い」シリーズの商品開発や、野菜摂取を促進する商品・売場づくりに取り組んだ。

節約志向への取組みでは、加工食品や日用品を中心としたスペシャルプライス商品などの販売企画や、ニチリウグループ(日本流通産業）のプライベートブランド「くらしモア」の商品、連結子会社のサンコー食品によるオリジナルの惣菜および日配商品の拡販を積極的に行った。

また、店舗への来店が困難な顧客の利便性向上を目的とし、移動スーパー「とくし丸」事業も引き続き展開した。山形県内では12台、秋田県内は９台稼動している。

店舗面では今年4月に「川西メディカルタウン店」(山形県東置賜郡川西町）を新規開店した。山形県内43店舗、宮城県内19店舗、秋田県内8店舗の計70店舗となった。

ドラッグストア事業の売上高は64億8900万円（0.7％減）となった。デジタルの推進と販売力の強化に取り組むとともに、働きやすい職場環境の実現を推進した。