コーナンnews|九州の雄・HIひろせと資本業務提携/補完効果狙う

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コーナン商事(株)(大阪府堺市、疋田 直太郎社長)と、(株)ホームインプルーブメント(HI)ひろせ(大分県大分市、中澤孝志社長)は4月27日付けで資本業務提携契約を交わした。HIひろせがコーナン商事を割り当て先とする第三者割当増資等の方法で行う。コーナン商事は5月17日に、HIひろせの普通株式77万5000株を取得する。取得額は未発表。

コーナン商事はホームセンター4位。最新2月期の年商は3022億円、経常利益161億円。一方のHIひろせは2017年5月期だが売上高は363億1000万円、経常利益12億6800万円で、大分県、熊本県、宮崎県、長崎県に30店舗を展開する。スーパーマーケットとのコンビネーション店舗を開発するなど、力のある企業だ。

ホームセンターは、同業種・異業態との競合が激しい。コーナン商事とHIひろせの間に競合関係がないことから、補完効果が十分成り立つと考えられて、今回の提携となった。

両社が現時点で合意している業務提携の検討課題は
①プライベートブランド商品の供給
②商品の共同開発及び共同調達
③ECビジネスの共同開発
④資材等の共同調達
⑤出店関係情報の共有
⑥その他両社の企業価値向上に関する案件の協議
の6項目。両社の実務担当者で構成されるプロジェクトチームで詳細協議を行っていく。

少子高齢化、成熟市場の日本では、ホームセンターもドラッグストアも、そしてスーパーマーケットもM&Aが加速している。

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