ファミマnews|フィリピンの68店を現地石油会社に売却/新契約で再出発
(株)ファミリーマート(東京都豊島区、澤田貴司社長)は、PHOENIX PETROLEUM PHILIPPINES, INC. (フィリピンダバオ市、Dennis A Uy社長「PNX社」)と、エリアフランチャイズのライセンス契約を結び直す。現在、フィリピンでファミリーマートを運営しているのは、Philippine FamilyMart CVS, Inc.(フィリピンマカティ市、Manuel Alberto社長、「PFM」)だが、この会社がPNX社に買収される。覚書の締結は今日30日で、新ライセンスの契約締結は2018年1月末になる。
PNX社は、フィリピンの独立資本の石油会社。精製石油製品の取引およびマーケティングが主業務で、LPG、潤滑油の運搬のほか、石油貯蔵所・貯蔵施設の運転、飛行機サービスまで手広く営んでいる。
そのPNX社がファミリーマートの現在のエリアフランチャイズ会社のPFMを買収して、コンビニエンスストア事業を系列に加える。PFMは、2012年11月に伊藤忠商事と現地のSial CVS Retails Incによる共同事業会社として設立された。2017年9月末現在、ルソン島に68店舗を展開している。店舗段階での黒字化は達成しており、FC比率も上昇している。
ファミリーマートはこのPNX社と新しいエリアフランチャイズ契約を結んで、アジア市場の中でも高い経済成長が見込まれているフィリピン市場を強化していく。
なおフィリピンのコンビニ業界では、ダントツのセブン-イレブン、二番手のミニストップに次いで、ファミリーマートは三番手につけている。
■PHOENIX PETROLEUM PHILIPPINES, INC.概要
所在地/Stella Hizon Reyes Road, Bo. Pampanga, Lanang, Davao City, Philippines
設立 /2002年
資本金/2900万米ドル
代表者 /Dennis A. Uy
事業内容/ガソリンスタンド展開(FC展開を中心に500店舗強運営)、石油製品輸出入販売
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