イオンnews|「トップバリュ平飼いたまご」6/2近畿・中四国・九州に展開拡大

イオン(株)(千葉市美浜区、吉田昭夫社長)は6月2日(水)から、多段式の床を自由に動きまわることのできる鶏舎で飼育した鶏から産まれた「トップバリュ平飼いたまご」を発売する。

同商品は近畿、中四国、九州の「イオン」「イオンスタイル」「ダイエー」等約500店舗で販売する。価格は近畿・中四国では、6個入り本体価格258円、九州では本体価格228円。

欧米では、鶏の健康やストレス軽減に配慮した飼育を重視し、法的に規制を強化する動きが広がっている。こうした世界的な動きを受け、イオンでは2020年2月から「平飼いたまご」を関東限定店舗で発売し、平飼いたまごに関する飼育のノウハウを製造委託先と共に構築してきた。

平飼いたまごの鶏舎は、床を自由に動きまわれる「バーン方式」と、多段式の床を平面にも上下にも自由に動きまわれる「エイビアリー方式」の2タイプあるが、「トップバリュ 平飼いたまご」はエイビアリー方式で飼育した鶏のたまごを商品化している。

エイビアリーとは、ドイツやデンマークなどヨーロッパで進められている立体式のAviary(鶏舎)で飼育するシステム。止まり木を設置した休息エリア、巣箱を設置した産卵エリア、砂浴びのできる運動エリア等を備えた平飼い鶏舎で、鶏の行動がより多様になるように開発された。多段式にすることで、飼養羽数を増やすことができ、一般的に1㎡あたり9羽を飼育できるという。

イオンでは生産体制が整う2022年夏頃を目途に、展開エリアを全国に拡大する予定だ。

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