トップバリュ第3のブランド35品追加の意味
イオンのプライベートブランド「トップバリュ」に、
新シリーズが加わる。
「トップバリュバス&ボディ」35品目。
イオントップバリュ㈱が開発し、
イオン㈱が今日5月15日から、
全国のイオングループ約320店舗で展開する。
「トップバリュバス&ボディ」シリーズを扱う店舗は、
全国の「イオン」「ダイエー」「マックスバリュ」「マルナカ」など。
ボディケア市場は、
「香りで楽しむバスタイム」商品が拡大している。
このマーケット動向への対応。
商品は、植物性のスクラブを配合した「クリームスクラブ」、
ローションや入浴剤としても利用できる「3in1マッサージオイル」、
保湿効果があるとさるオーキッド抽出物を主成分とした「プレシャスオーキッド」など。
「トップバリュ バス&ボディ」シリーズは、今後、
オーガニックや環境配慮、エイジングケアなど、
こだわりや機能をさらに進化させる。
つまり「ライフスタイル提案型商品」を企画・開発する方針。
商人舎のプライベートブランド分類は4つある。
第1がエコノミーブランド。
第2がクオリティブランド。
そして第3がライフスタイルブランド。
「トップバリュ バス&ボディ」シリーズは、
この第3のブランド。
ちなみに第4はコンペティティブブランドで、
とくに競争的価格を特徴とする。
競争的・闘争的ブランド。
日経新聞は「激安ブランド」と呼ぶ。
ライフスタイルブランドは、
多様化していく。
ライフスタイルが個性化、多様化しているからだ。
したがってこのブランドは量が売れるものではない。
品揃えがバラエティに富んで、
それぞれが固定客を持つ必要がある。
すぐにどんどん売れる類の商品ではない。
しかしコツコツとつくっていけば、
そしてじわじわと売っていけば、
数年後には他に大きな差をつけることになる。
「じわじわと売る」
これがとても大切なブランドだ。
できれば『商人舎5月号』の特集、
「ニッポンCRM元年!!」で指摘したように、
フリークエント・ショッパーズ・プログラムや、
カスタマー・リレーションシップ・マネジメントの手法で、
裏付けされて、じわじわ売れるのがいいのだが。
トップバリュシリーズは、2013年2月期決算では、
売上高6816億円で、29.3%増。
2014年度は、新ラインの投入で、1兆円を目指す。
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<本誌編集部>