ヨークベニマル3月1日付で大高善興会長、真船幸夫社長体制へ
(株)ヨークベニマルは3月1日付の人事を発表。
大高善興代表取締役社長から真船幸夫新社長へと交代する。
大高善興社長は代表権のある会長に、
現会長の佐藤信武会長は代表権のある顧問となる。
真船幸夫さんは取締役副社長 執行役員副社長 (営業本部長)職にあり、.現在57歳。
1980年(昭和55年)早稲田大学社会科学部卒業後、ヨークベニマルに入社の生え抜きのベニマルマン。
昭和55年に入社し、もちろん現場経験をたっぷり積んだ上で、商品企画室長、販売事業部長、取締役常務執行役員、取締役専務執行役員を経て、平成24年に取締役副社長執行役員副社長に就任。
2009年10月30日にオープンした堤下店(福島県郡山市)から始まったヨークベニマル新店舗の展開を推進。さらに東日本大震災では山形・宮城対策本部を指揮した。
世代交代で組織活性化を図るのが狙いだが、創業家以外の社長は初めてとなる。つまりオーナー経営者から専門経営者の時代へと転換したことになる。
またヨークベニマルはそれに先立ち、2月5日付で組織変更を実施。
食品事業部、住居事業部、衣料事業部を「食品事業部(鮮魚、精肉、青果、デイリー)」「グロサリー事業部(加工食品、住居)」「衣料事業部(衣料)」に再編。
加工食品部と住居部を統括する「グロサリー事業部」は、店組織と連動した本部組織に変更するのが狙い。これによってマーチャンダイジング方針、政策の浸透と徹底を図る。この組織変更はアメリカのスーパーマーケットの部門分類そのままで、極めてオーソドックスに変わったということを意味している。手間のかかる生鮮・デイリー部門と、生産性の高いグロサリー部門を分けたということだ。もちろん惣菜は子会社のライフフーズが担当するから、どちらの部門にも入らない。これもしっかりした分類ができているということだ。
また営業本部に「カスタマーサービス室」「ダイバーシティー推進室」を新設。
従来、販売事業部管轄の「カスタマーサービス部」と「お客様相談部」を統括することで、接客サービスのレベル向上を図る一方、社内の人材の多様性に対応するダイバーシティー推進室を設けて、組織の充実を目指す。
グローバル・スタンダードと言ったらいいか、そんな方向にヨークベニマルの組織が変わった印象が強い。
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