メガネスーパーnews|アイケアサービスの車両型移動式店舗2020年1月始動
メガネスーパーを運営する(株)ビジョナリーホールディングス(東京都中央区、星崎尚彦社長)は、アイケアサービスや補聴器販売を提供する「車両型移動式店舗」を2020年1月から導入する。これは眼の検査、メガネの調整・加工、アイケアリラクゼーションといったアイケア全般に対応するサービス車で、全国を対象に順次展開していく。
ビジョナリーグループでは高齢や病気などで来店しにくい人向けに、「メガネと補聴器の出張訪問サービス」を2016年8月から本格展開している。自宅、介護施設、病院を訪問して、店舗と同じ商品・サービスを提供する。また、近年の異常気象や地震による被災者への支援活動を展開してきた。具体的には、被災直後に店舗や避難所において、「既製老眼鏡の無償提供」、「使い捨てコンタクトレンズの緊急用無料配布」、「補聴器用空気電池の無料配布」を行ってきた。
これらのサービスを、メガネやコンタクトレンズ、また補聴器を必要な人が、場所や時間を選ばずにいつでもどこでも受けられるように車両型移動式店舗で対応していく。車両には車イス昇降用電動リフトや視力測定ルーム(2室)、夜間視力測定器、リラクゼーションルーム、補聴器相談コーナー、レンズ加工機、車内ネット環境によるPOS関連機器などが搭載されている。
車両型移動店舗は、今後さまざまな活動を想定している。第1に、一般企業や工場の従業員向けの集団視力測定。あるいはポップアップストアとして、大型商業施設の駐車場などを利用した催事開催などだ。
第2は高齢化の過疎地域での活動。山村の過疎地、高齢化が進むニュータウン、離島など、買物が困難な地域に住む人向けにアイケアサービスを提供できる。
第3は自然災害被災地での支援活動。車両の機動力を活かして、被災地域にも出動し、迅速な支援活動を行える。
そして第4は遠隔診療のサテライトとしての活用だ。高齢化が進めば、遠隔診療が大事な役割を果たす。将来的には医療との連携により遠隔診療をサポートするサテライトとしての活用を検討していく。