H2Onews｜｢阪急うめだ本店｣富裕層をターゲットに5～7階リニューアル

エイチ・ツー・オーリテイリング(株)(大阪市北区、鈴木篤社長)は、10月から阪急うめだ本店の5階～7階の改装を実施しているが、2020年1月から段階的にリニューアルオープンする。

今回の改装では、｢憧れアッパーマーケット」への取り込みを強化している。富裕層をターゲットに“希少性”“限定性”“こだわり”を訴求した品揃えやサービスを行う。

改装はインターナショナルブティックス売場、婦人服(プレミアム)売場、HANKYU BEAUTY MAISONで実施する。投資総額は約25億円。

⑴インターナショナルブティックス
「ジュエリーギャラリー」は5階に加え、6階にも売場を新設し、売場面積を約1.5倍に拡大する。1000万円を超えるハイジュエリーの品揃えを拡充するほか、｢カルティエ」ショップも２フロアで展開する。また、アフターサービスカウンターも拡大する。オープンは2020年春の予定。

主なブランドは5階では「ヴァン クリーフ＆アーペル」｢カルティエ」｢グラフ」｢ダミアーニ」｢ティファニー」｢ハリー・ウィンストン」｢ピアジェ」｢ブルガリ」｢フレッド」｢ポメラート(NEW)」｢ミキモト」｢レポシ(NEW)｣、6階では「シャネルファインジュエリー」｢ショパール」｢ショーメ」｢TASAKI」｢ブシュロン」など。

「ウォッチギャラリー」は７階から６階へ移設し、売場面積を約2.5倍に拡大する。300万円以上のハイウォッチを拡充させるほか、レディースウォッチの品揃えも3倍にする。また、複雑機械式時計を西日本最大規模で取り揃える。さらに、職人が常駐するメンテナンス工房を新設する。

主なブランドは「IWC」｢ヴァシュロン・コンスタンタン」｢オメガ」｢ジャガールクルト」｢タグホイヤー」「パネライ」｢フランクミュラー」｢ブレゲ」｢ランゲ＆ゾーネ(NEW)」｢ロレックス」など。

⑵HANKYU BEAUTY MAISON
「ゆっくり、フルカウンセリングのサービスを受けたい」というニーズに応えて、プレミアムスキンケアの売場を6階から7階に移設し、面積も4倍に拡大する。オープンは2020年3月の予定。

〈HANKYU BEAUTY MAISON〉

新たな売場には新規6ブランドを含む約30ブランドをラインナップする。ラグジュアリーでリラックスできる売場環境のなか、フルカウンセリングサービスを提供する。さらに2階の “きれいきれいステーション” を進化させて「BEAUTY STATION」としてオープンする。医師や薬剤師といった有資格者による専門カウンセリングをはじめ、肌測定やトリートメントの最新機器など、ここでしか体験できないサービスを導入する。

主なブランドは「イトリン(NEW)」｢ヴァルモン(NEW)」｢クレ・ド・ポー ボーテ」｢サンタ・マリア・ノヴェッラ(NEW)」｢シャネル」｢スック」｢ディオール」｢パンピューリ(NEW)」｢ポーラ」｢マテリアプリマ(NEW)」｢モルトンブラウン(NEW)」など。

⑶プレミアムファッション
「コンテンポラリーワールド」｢オーセンティックワールド」をリニューアルする。2016年にリニューアルした「上質カジュアル」｢クリエイター」と合わせて、自分のスタイルを確立し、審美眼をもつ大人の女性に向けた上質スタイルを提案する売場に大きく再編する。オープンは2020年1月21日～3月の予定。

〈コンテンポラリーワールド〉

「コンテンポラリーワールド」では、自分を美しく表現するパターンオーダーサービスをはじめ、パーソナルカラー診断、ショッピングアテンドを行うパーソナルスタイリングサービス、スタイリストによるショッピングアドバイス(予約制・有料)などを新たに導入する。

「オーセンティックワールド」では、正統派でクラス感のあるファッションを好むお客に向けた、品格のある美しいスタイルを提案する。