明治屋news｜シンガポール高級商業施設ミレニアウォークに8月旗艦店開業

(株)明治屋（東京都中央区、松沢幸一社長）のシンガポール現地法人、明治屋シンガポール有限公司は、シンガポールの旗艦店リャンコート店を高級商業施設「ミレニアウォークショッピングモール」に移転し、「明治屋シンガポールストアー・ミレニアウォーク店」として2020年8月に開業する。

2階スーパーマーケット正面

1885年創業の明治屋は、2003年にリャンコート店を出店してシンガポールに進出した。リャンコート店は開店して17年になる。入居しているリャンコートビルディングが建て替えられることから3月31日に閉店する。

移転先の商業施設ミレニアウォークは、高級ホテルや二棟の高層オフィスビル、見本市会場に隣接していて、500m圏内には約4万人のオフィス人口を有する。また、車で2km圏内には27万7000人が住む高級コンドミニアムエリアもあるため、高級スーパーマーケットの需要が見込まれる。

新店は2層になる。これまで通り日本から直輸入した商品を中心に品揃えするが、さらに青果、精肉、鮮魚、すし、デリカテッセン、日本酒を強化する。また日本酒のテイスティング・スペースやオフィス需要にも対応できるよう1階にイートインフロアを設ける。「日本式スーパーマーケット」と「フードコート」を一体化した2層の新コンセプト店舗という位置づけだ。

1階フードコート

同社は2019年6月27日にシンガポール2号店「明治屋グレートワールドシティー店」を出店していて、引き続き2店舗体制を維持していく。