イオンリテールnews|子ども向けアパレルの売場刷新/船橋店から実施

イオンリテール(株)(千葉市美浜区、井出武美社長)は 11月17日(金)から、子育て世代に向けてコーナー化をしている「キッズリパブリック」の最新モデルをイオン船橋店(千葉県船橋市)に導入した。子ども向けアパレルのターゲット層を明確にし、子どもの成長、ライフスタイルに応じた4つの専門店への再編と組織改革を実施した。またセルフ・タブレット型レジを導入する。

イオン船橋店の3階フロア4188㎡(1269坪)のうち1934㎡(586坪)を占める売場を対象に検証を始め、従来の総合スーパーのベビー・キッズ売場のイメージを一新させる改革を進める。イオンではランドセルや学童用品などは認知されていたが、アパレル関連品は売場が分かりにくいことが課題となっていた。

アパレルを中心に「衣服」「肌着」「靴」などの商品基軸ではなく、「ベビー(0~3歳)」「トドラー(3~6歳)」「スクール(7~12歳)」といった年齢別の基軸にした専門店に再編成した。専門店ごとに売場を区切り、それぞれ什器や陳列・演出の仕方を変え、独自性を出した。

おもちゃ売場は物販だけにとどまらず、触って遊べる体験型のコーナー「タッチ&トライ」を新規導入した。「アパレル」「雑貨」「出産準備」「育児期」にそれぞれ責任者を配置し、知識・技術の専門性を高め、顧客ニーズに合わせた接客力により、サービスレベルの向上を図る。

専門店ごとにみると、0~3歳を対象とした「PETITZOO(プチズー)」はベビーアパレルを簡単にコーディネートできるウェアや服飾雑貨を出産準備期、育児期といったライフシーンに沿った商品構成とした。さらに、木製トイやベビートイを実際に触って遊べる「タッチ&トライ」を新たに設置した。売場のPOPなどに掲載されているQRコードをスマートフォンで読み込むと、商品詳細やネット購入画面へスムーズに移行できるサービスも新たに始める。

「KIDS UNIVERSITY(キッズユニバーシティ)」は 3~6歳のトドラーと小学生の2つをターゲットにした。感性の変化が色濃く影響するトドラー世代に向けて、ストリートとアウトドアをミックスした「R.L.B」、トレンドを志向する女の子向けの「PIAMONI♡」などのブランドを展開する。

小学生向けには、スマートフォン所持率の増加によってSNSでの情報収集により子ども自身で服を選ぶことが増えていることを踏まえ、トレンドの韓流ファッションや話題のダンス系テイスト、アメカジ系ガーリーテイストのブランドなどをイオン限定で品揃えし、アパレルから雑貨までトータルで展開する。

ホビー専門店の「MONTOYS(モントイズ)」は物販と体験が融合した新たなホビーの専門店を目指す。キッズ向けの品揃えだけでなく、Z世代からも支持され注目度も高いカードやボード・パズルゲームなどのコミュニケーショントイをまとめて展開する店で、実際に商品を体験できるコーナーを設置する。MONTOYSモントイズ(玩具)また、トミカ・プラレール売場はプレミアムトミカや地域プラレール車両など、地域ナンバーワンの品揃えを拡大した。

シューズ専門店の「ASBEE KIDS(アズビーキッズ)」ではかわいい!かっこいい!おしゃれ!をコンセプトにした子ども靴を揃えた。地域最大級の豊富な品揃えに、足形計測器を導入しフィッティングのプロによる最適な靴の提案を行う。また、フロアではレジ業務に専念していた従業員が接客や売場メンテナンスに入り、買物環境を維持する。

専門店内にあるチャイルドシートやベビーカーなどの出産準備の商品やランドセルのコーナーではタブレット型レジ(クラウドPOSレジ)を導入することで、接客・レジ・見送りの業務を一貫させることで高い顧客サービスを提供する。

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