小田急百貨店news|「町田店」2019年春開業目指して6月から大改装開始
(株)小田急百貨店(東京都新宿区、樋本達夫社長)は、6月から町田店(東京都町田市)のリニューアルに着手し、2019年春の開業を目指す。同店は、1976年に小田急線町田駅の駅ビル竣工と合わせて開業した。今年で42年となる大型商業施設だが、2017年の売上高は356億5600万円。まだまだ伸びる可能性が高い。だからこそ、13年ぶりの大型改装が試みられた。
町田店では、2014年11月に地下1階食料品フロアと9階レストランフロアを全面改装した。つまり食品の改装が先行した。今回のリニューアルは、ほかの非食品全てを対象とするものだ。6月から順次改装工事を進めて、秋に第一弾をオープンする予定である。
コンセプトは「生活に潤いと発見を~いつもそこにある安心感・ここだけにある特別感~」。化粧品や雑貨をはじめとする「百貨店ゾーン」と新たに導入する「テナントゾーン」を組み合わせる。そうすることで、顧客の満足度を高め、既存顧客の来店頻度を確保するとともに、新規顧客の獲得を図る。
小田急百貨店の2018年3月期決算は、売上高5246億6000万円で、前年比0.3%の微増だった。営業利益は514億6400万円の3.0%増、経常利益は478億9100万円の2.7%増だった。営業利益率9.8%の収益を背景に、町田店の大改装が展開される。
■小田急百貨店「町田店」概要
開業/1976年9月23日
所在地/東京都町田市原町田6-12-20
売場面積/2万5657㎡(7775坪)
店長/林幸一
売上高/356億5600万円(2017年度)
階数/地上9階、地下1階