ファミマnews|帝人と提携/スーパー大麦「バーリーマックス®」商品化を強化
(株)ファミリーマート(東京都港区、澤田貴司社長)は帝人(株)(大阪市北区、鈴木純社長執行役員)と、ヘルスケア分野にいて戦略的パートナー提携を結んだ。
帝人は、マテリアルとヘルスケアを2本の柱として事業を展開している。医薬品・在宅医療の事業基盤をもとに、「未病」「予防」の領域で新規事業の創出に取り組むなど、日々の食生活から人々の健康に貢献することを目指し、機能性食品素材ビジネスに注力している。
中心素材はスーパー大麦「バーリーマックス®」だ。一般の大麦に比べて約2倍の食物繊維量、約4倍のレジスタントスターチを含んでいる非遺伝子組み換えの大麦。その特徴は、3つの食物繊維(フルクタン、β-グルカン、レジスタントスターチ)などの成分が、腸内での発酵速度の違いから、段階的に腸の入口から腸内細菌が多く棲む「腸の奥」まで届くことだ。
一方、ファミリーマートでは、2017年8月から大手コンビニエンスストアでは唯一、スーパー大麦「バーリーマックス®」を中食商品に取り入れ商品化している。現在、おむすびや弁当など、4種類に使用する。スーパー大麦「バーリーマックス®」を使った商品は、女性を中心に幅広いお客から支持され、今年9月で累計販売個数は1億個を突破した。
両社は、スーパー大麦「バーリーマックス®」を使った商品展開を軸に、キャンペーンなどの展開を通じ、高まる健康志向に対応した取り組みを進める。ファミリーマートでは、定番商品にもスーパー大麦「バーリーマックス®」を順次取り入れ、2020年度の販売個数2億食を目指す。