良品計画news | プラスチック製を廃止して紙製のショッピングバッグに変更
(株)良品計画(東京都豊島区、松﨑曉社長)は地球資源の循環化および廃棄物削減のため、プラスチック製のショッピングバッグを3月以降順次廃止する。全国の無印良品店舗およびCafé & Meal MUJI 店舗全店で、6月末までに紙製のショッピングバッグに変更する。
紙製ショッピングバッグのサイズを2サイズから4サイズまで拡大し、無料配布を継続する。また、大きなサイズの商品やまとめ買いには、「再生ポリプロピレンバッグ」を3サイズ用意して150円(税込み)で販売する。さらに、不要となったバッグは、無印良品全店で返品を受け付ける。
無印良品では、以前からマイバッグの持参を推奨している。2019年6月から、購入の際にレジ袋を辞退したMUJI passportメンバーに、530(ごみゼロ)マイルを付与している。また、成長が早く、短期間で再度収穫が可能なジュート素材を使用した「ジュートマイバッグ」をはじめとするバッグを多数品揃えしている。
今後はショッピングバッグ以外にも商品パッケージや売場陳列用資材の素材を順次見直していく。たとえば、プラスチック製が一般的な靴下やストールの陳列用フックを、春夏商品から再生紙を使用したものに変更した。今後も可能なかぎり、下着やアロマオイルなどに使われている、プラスチック原料を中心としたパッケージをなくし、再生紙などの代替素材へと変更していく計画だ。
また、2月からは、飲食業態Café & Meal MUJIで提供するストローの素材を、紙製から竹の繊維を材料としたストローに順次変更していく。天然素材だけでつくられたこのストローは自然環境下でも100%分解され、紙製よりも耐水性が高く、飲みやすいという特性を持っている。