ユニーグループ 共同物流体制が始動!
ユニーグループ・ホールディングス(GHD)の改革が大きく動き出してきた。
今日21日、愛知県小牧市の「ユニーグループマザーセンター」が稼働を開始した。これは5月に発表した「ユニーグループ・シナジー5ヶ年計画」の主要施策の一つ。
「マザーセンター」はユニーグループの共同物流拠点で、今年の2月から中京地区で実験的に運用を行ってきた。実験の検証結果を受けて、ユニーGHDのプライベートブランド(PB)「スタイルワン」「プライムワン」のグロサリー(菓子・飲料を除く)を対象にして、一部計画を前倒ししての稼働となった。
今後、取引先のメーカーはこのマザーセンターに商品を一括配送することになる。このマザーセンターから全国に32カ所あるユニー(6カ所)とサークルKサンクス(26カ所)の物流センターに仕分け・配送される。配送ラインが一本化されるため、物流コストの低減につながる。ユニーでは年間約1億円の利益改善を見込む。
また、サークルKサンクスでは小商圏対応としてミニスーパーの展開を進めており、今後、グロサリーの商品改廃スピードが速まることが予想されている。マザーセンターを商品供給の主体と位置づけ、各物流センターの在庫量を一括管理する拠点にする。
ユニーGHDは商流、物流、商品の3領域での競争力向上を目指し、今後もマザーセンターの拡大に取り組む。
企業の競争力は東京大学の藤本隆宏教授が言うところの「表層の競争力」と「深層の競争力」とに分けられるが、今回の取組みは顧客の目に見えない「深層の競争力」の改革である。
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