トライアルnews|購買データ×医療データ活用の新コンソーシアム設立

(株)トライアルホールディングス(福岡県福岡市、亀田晃一社長)は、国立大学法人九州大学(福岡県福岡市、石橋達朗総長)が運営する九州大学病院(福岡県福岡市、中村雅史病院長)とともに、購買データと医療データの活用する次世代型コンソーシアム 「ライフケアテックコンソーシアム(TM)」を設立した。

また(株)アサヒグループジャパン(東京都墨田区、濱田賢司社長)、旭食品(株)(高知県南国市、竹内孝久社長)、加藤産業(株)(兵庫県西宮市、加藤和弥社長)、東洋水産(株)(東京都港区、住本憲隆社長)、日本ハム(株)(大阪市北区、井川伸久社長)、ヤマエグループホールディングス(株)(福岡県福岡市、大森礼仁社長)など、計17社が参画することも決定した。

「ライフケアテックコンソーシアム(TM)」は、トライアルの購買データと九州大学病院がもつ医療データの活用基盤を整備して、基礎研究(生活習慣病と購買データの因果関係)を行う。その基盤においてビッグデータが生成されることで、病気になるリスクの解明に貢献し、予防医療への転換を促していくのが狙いだ。また、参画各社へ情報を共有することで、健康に貢献する商品開発に活かすことも視野に入れる。

具体的には、トライアルは同社開発のデータ基盤「e3smart」の基盤技術と購買データの提供を行ってコンソーシアムの環境を整備する。九州大学は医療データ(カルテデータ)の提供を行い、予防医療への転換の起点をつくる。参画するメーカー・卸各社はコンソーシアムから共有されたデータを活用し、健康維持に貢献する商品やサービスの開発を行う。

■実行時期
●2024年 九大病院の持つ医療データ(カルテデータ)とトライアルのID-POSを突合する。⇒基礎研究(生活習慣病と購買データの因果関係)。
●2025年 参画メーカー・卸各社との共同研究(データ活用)を開始。⇒生活習慣病と購買データの因果関係から新しい商品開発やサービス創造へ。
●2026年 医療データの基盤(e3smart基盤の活用)を完成。⇒参画各社がデータを活用。

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