赤ちゃん本舗news|日産と協業/運転中の子守り支援ロボット「イルヨ」開発
(株)赤ちゃん本舗(大阪市中央区、味志謙司社長)は、日産自動車(株)(神奈川県横浜市西区)と協業し、ドライブ中の安心安全な運転に貢献する子守り支援ロボット「INTELLIGENT PUPPET イルヨ」のコンセプトモデルを開発した。
日産と共同で行ったアンケートでは、週に1〜2日以上子どもと二人でのドライブを経験していると答えた方が6割以上いることがわかった。また、ドライブ中「赤ちゃんが泣いた時にあやせない」という悩みが8割以上あった。これには、生後15ヵ月未満の赤ちゃんは後部座席に設置した後ろ向きのチャイルドシートに乗せる「チャイルドシートの壁」があることが考えられる。
このような悩みを解決するため、親子が安心してドライブできる車内環境づくりを目指し、運転中の子守りを支援するロボット「イルヨ」の開発に至った。
日産のセンシング技術から着想を得て開発したイルヨは、後部座席のチャイルドシート横に設置するイルヨと、運転席横のドリンクホルダーに設置するベビー イルヨの2体で構成される。ドライバーがベビー イルヨに「いるよ」「いないいない、ばぁ」「こっちだよ」「お歌を歌うよ」の4つの言葉をかけると、後部座席のイルヨが作動。手を振る動作や「いないいない、ばあ」などの動きで後部座席の赤ちゃんをあやす。また、イルヨのカメラが赤ちゃんの表情を検知してベビー イルヨに伝達。ベビー イルヨの目の開閉によって赤ちゃんが寝ているかどうかを親が把握できる仕組みになっている。
「イルヨ」はコンセプトモデルのため販売等は現在予定していないが、一般の方向けにイルヨの魅力や機能が体験できる特別体験会を開催する。
2月3日(土)~2月4日(日)は、日産グローバル本社ギャラリーで、2月10日(土)~2月11日(日)はアカチャンホンポ ららぽーと横浜店で実施を予定している。