イオンnews|トップバリュ「まるごと献立キットCooKit」第1弾7品開発

イオン(株)(千葉市美浜区、岡田元也社長)は「トップバリュまるごと献立キットCooKit(クッキット)」シリーズを発売する。第1弾は7品目で、3月16日(金)から、関東エリアの「イオン」約60店舗で販売を開始し、順次全国展開していく。

共働き世帯の増加で、即食・簡便食へのニーズが高まっている。イオンが2017年2月から2018年2月に調査したところによると、料理の4大ストレスは、第1に料理の下ごしらえ、第2に献立を考えること、第3に材料を買いそろえること、第4に味付けだという。これは1996年にアメリカのフードマーケティング協会が発表した「Meal Solution」のコンセプトそのものだ。

こうした“家事軽減”ニーズに応えるために、素材は野菜をベースに、調理はフライパンでの加熱だけで主菜ができあがるという調理キットシリーズとして開発した。

2017年に試験販売を行ったところ、半数以上の顧客がリピート購入した。購入者の評価は、「手づくり感もあって簡単なのがいい」「野菜がたくさん食べられて満足」など。

シリーズ第1弾は、試験販売でとくに好評だった筑前煮やキーマカレーなど、主菜になるメニューを販売する。商品は筑前煮、キーマカレーのほか、チキンペンネグラタン、チンジャオロースー、鶏肉のカシューナッツ炒め、酢鶏、肉野菜炒めの7メニュー。価格帯(本体価格)は498円から880円。2人前で調理時間は最短10分。

単身世帯や2人世帯が増えているし、個食化も進んでいるから、材料を買いそろえる手間や無駄のないメニューキットは確かに需要があるだろう。アメリカと比べると遅いくらいだが、これが日本の消費の現状を表している。

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