イオンモールnews|ベトナムの2自治体とSC開発に関する包括的覚書を締結

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イオンモール(株)(千葉市美浜区、岩村康次社長)はベトナム社会主義共和国の北部にあるバクザン省および、南部にあるカントー市の2つの自治体と「ショッピングモール開発に関する投資及び事業推進についての包括的覚書」を締結した。

バクザン省は、ベトナム首都ハノイ市から車で約1時間の距離に位置し、約190万人の人口を有する。同省の山岳部には38万ヘクタールの自然が広がり、ライチ栽培を中心とした農業と林業が盛んな地域である。2022年の地域総生産(GRDP)の成長率は北部エリア最大で、今後さらなる経済発展が期待できるエリアだ。

またカントー市は、ベトナム最大都市のホーチミン市から西南に約160kmに位置し、人口は約125万人を有する。中央政府直轄市の一つで、メコンデルタ最大の都市である。豊富な天然資源、肥沃な土壌、温暖な気候で米の生産量が多く、果物類・エビの養殖などの農水産業も盛んなエリアだ。近年、交通インフラの整備が進んでいて、ホーチミン市と同市を結ぶ南北高速道路が完成すると、車での移動時間が現在の3~4時間から約2時間に短縮される予定。今後多くの外国直接投資(FDI)の誘致が期待されているエリアである。

イオンモールはこれらの自治体との包括的覚書の締結によって、ショッピングモール開発に向けた相互協力を強化していく。大規模プロジェクトへの投資を通じて、日本の質の高いサービスと商品をベトナム地域の顧客に提供することで、生活向上に貢献する。

また逆に、地域資源の開発のため、地元サプライヤーを支援し、商品の品質と価値を向上させて、バクザン省やカントー市の製品の日本への輸出に貢献する。また、それぞれの地域の労働力を優先的に活用する。

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