ファミマnews|有料化でスプーン・ストローなどの提供本数は78%削減

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(株)ファミリーマート(東京都港区、細見研介社長)は、2024年1月29日から全国の一部直営店舗でプラスチック製のスプーン・フォーク・ストローの有料化を実施している。11月21日(木)、削減状況などの検証結果をまとめたレポートを同社ホームページに公開したことを発表した。データの対象期間は2024年1月29日~8月31日、対象店舗の1店舗1日当たりの実績だ。

有料化を実施した結果、対象店舗の1店舗1日当たりのスプーン・フォーク・ストローの合計提供本数は、有料化前と比較して51.0本から11.2本(▲39.8本、約78%削減)に削減された。プラスチックの使用重量は100.5gから23.1g(▲77.4g、約77%削減)に削減された。

ストローは最も削減率が高い結果となった。不要と考える顧客が多かったことが想定される。一方で、カレーやスープなどで使用するタイプのスプーンは、削減率が低い傾向が見られた。これは買い求めた後すぐに食べる顧客が多いことが考えられる。

有料化した当初は、「有料」であることを主に伝える告知物を掲示していたが、取り組みの目的などをより理解してもらえるように、6月下旬から告知物の表示に、有料対象アイテムのそれぞれの価格と、有料化の目的が環境保護を目的とした「プラスチックの削減」にあることを説明する表現を追加した。これにより顧客の有料化に対する認知がより向上することが確認できた。

コンビニ業界で有料化はファミリーマートだけが実施していて、商品カテゴリーによっては売上げへの影響が見られた。そのため、現時点での展開拡大は行わず、今後も顧客の動向を見極めながら、現在有料化を行っている一部直営店舗での取り組みを継続していく。

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