JR東日本news｜赤羽駅で10/17から無人決済店舗の実証実験開始

東日本旅客鉄道(株)(JR東日本：東京都渋谷区、深澤祐二社長)、JR東日本スタートアップ(株)(東京都渋谷区、柴田裕社長)、サインポスト(株)(東京都中央区、蒲原寧社長)の3社は、10月17日(水)から赤羽駅において、AI(人工知能)技術を使った無人決済システム「スーパーワンダーレジ」を導入した店舗の実証実験を行う。

この実験は、赤羽駅ホーム上の KIOSK 跡を活用した特設店舗で、一般客を対象に行われる。実験期間は2カ月程度。

JR東日本、JR東日本スタートアップ、サインポストは すでに2017 年 11 月に「JR 東日本スタートアッププログラム」の一環として 、大宮駅の特設店舗で「スーパーワンダーレジ」の実証実験を1週間にわたって実施している。

今回は、前回の実験結果を踏まえた上で、「スーパーワンダーレジ」の商品認識率や決済認識率をさらに向上させるほか、新たに複数人を同時に追跡して決済することができるかどうかを検証する。

「スーパーワンダーレジ」は、サインポストが開発する人工知能「SPAI」による画像認識技術、物体追跡技術を活用した無人決済システム。AI が入店したお客を追跡して、手に取った商品を認識し、購入金額の計算から決済まで一貫して自動で行う。

お客は入り口で交通系電子マネーをかざして入店する。棚から商品を取って決済ゾーンに向かうと、壁掛けディスプレイに商品名と合計金額が表示される。電子マネーでの決済が完了すると出口ゲートが開く。商品は、飲料、菓子など約140種類。

一方、天井にはお客を認識して追跡するカメラ、棚にはお客が手に取った商品を認識するカメラなどのセンサーを備える。このシステムの技術開発は、サインポストが行っている。

JR東日本とJR東日本スタートアップは、ベンチャー企業と協業して新たなビジネスサービスを実現する「JR東日本スタートアッププログラム」を実施しており、サインポストは2017年度最優秀賞を受賞している。

■実験店舗 概要
所在地／赤羽駅5・6番線ホーム上特設店舗
営業時間／10時～20時
店舗面積／約21㎡(6.4坪)
販売商品／飲料、ベーカリー、菓子等約140種類