西友news|9/25「西友ネットスーパー」開始/楽天と合弁解消で独自展開

(株)⻄友(東京都武蔵野市、大久保恒夫社長)は9月25日(水)から、楽天が運営するネットスーパーのプラットフォーム「楽天全国スーパー」内に、「西友ネットスーパー」のサービスを開始する。実店舗を起点とする店舗出荷型ネットスーパー事業の単独運営へ移行する。

今回のサービス開始は、楽天グループ(株)の子会社である楽天西友ネットスーパー(株)との合弁関係解消に伴うもの。楽天西友ネットスーパーは、西友との合弁会社として、2018年4月よりネットスーパー事業を運営してきたが、2023年12月20日に合弁関係を解消した。楽天が倉庫型ネットスーパー事業の単独運営を、西友は実店舗を起点とする店舗出荷型ネットスーパー事業を単独運営する形態へ移行することとなった。

9月25日までは移行期間となっていて、それぞれの事業を「楽天西友ネットスーパー」の名称で運営している。西友は「西友ネットスーパー」のサービス開始にあたり、よりパーソナライズされたデジタルマーケティング施策実施に向けて、顧客とのタッチポイントであるアプリを、現行の「楽天西友アプリ」から「西友アプリ」に切り替える。

顧客は「西友アプリ」をダウンロードするだけで、楽天西友ネットス―パーで使用している ID や届け先などの顧客登録情報や購入履歴が移行され、すぐに利用可能となる。西友は、楽天ポイントプログラムを軸とした、オンラインとオフライン(実店舗)の垣根を超えたデジタルマーケティングの強化を加速させる。

西友の実店舗商圏の顧客に対して、実店舗とオンラインの両面で OMOサービスを提供することで、ネットスーパー事業における圧倒的なトップを目指す。

一方、楽天グループは、子会社である楽天西友ネットスーパーを8月8日(木)に楽天マート(株)へ商号変更し、同社の運営する倉庫型ネットスーパー事業を「楽天マート」と改称して、9月25日より運営を開始する。

改称後も、生鮮食品、乳製品、冷凍・冷蔵食品などの食品、日用品などを最短で当日中に配送するサービスを行う。引き続き港北(神奈川県横浜市)、松戸(千葉県松戸市)、茨木(大阪府茨木市)にある倉庫を拠点として、首都圏、関西圏の約1200万世帯を対象にサービスを展開する。

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