イオンnews｜沿岸地域で回収したペットボトル使用｢掛ふとん｣/海洋プラ削減

イオン(株)（千葉市美浜区、吉田昭夫社長）は2月15日(月)、トップバリュからリサイクル原料を含む「再生プラスチック使用 洗える掛ふとん」を発売する。本体価格は4980円。全国の「イオン」「イオンスタイル」など約400店舗と、イオンスタイルオンラインで販売する。

中わたに、フィリピン沿岸地域で回収されたペットボトルを原料にした再生ポリエステルを使用している。製品１枚当たりでペットボトル約40本分のプラスチック（PET）の使用に相当する。

ペットボトルの回収では、カナダのPlastic Bank社が保有する回収の仕組みにより、ブロックチェーンを活用したトレーサビリティの確認が可能だ。また製造工程では、有害物質の分析試験により再生原料の安全性も確認している。

イオンは、2020年9月に「イオン プラスチック利用方針」を掲げ、持続可能なプラスチック利用に取り組んでいる。今回の商品化は、海に流れつくプラスチックゴミの削減に貢献し、脱炭素型および資源循環型社会の実現に向けた新たなライフスタイルの定着を推進していく一環になる。