ヤマザワnews|惣菜の新ブランド「ヤマザワデリ」「このまちの」スタート
(株)ヤマザワ(山形県山形市、古山利昭社長)は3月から新たな惣菜ブランド「ヤマザワデリ」を立ち上げて、ヤマザワ各店舗で展開している。
ヤマザワはサンコー食品デリカセンターを2023年11月に新しく稼働させて、「山形県産つや姫塩麴仕込みのチキンステーキ」や「ひまわり風醤油ラーメン」などのオリジナル商品を投入している。
惣菜の新ブランドを立ち上げるに際して、食事を準備する際の困りごとを一般女性200名から生の声を直接聞いたところ、「スーパーの惣菜を利用することは家族に対して申し訳ない」という声が一番多い結果となった。日常の家庭の食卓として頼りにされる商品を目指して新たにブランディングを進めた。
また、「ヤマザワデリ」に合わせて、地元惣菜ブランド「このまちの」をスタートさせた。
ヤマザワの拠点である山形県は全国有数の “米どころ” として知られている。店内で製造している弁当の白飯を、各地域で “慣れ親しんでいるお米の品種” にすることで、「家庭の味に近いお弁当」の提供機会を増やしながら、地元の 米農家との結びつきを強めていく。
3月発売の「山形県産つや姫塩麹仕込みのチキンステーキ(照り焼き)」は山形県産「つや姫の塩麹」を下味として使用した商品で、工場で漬け込んだ鶏もも肉を店内で焼き上げている。
また、「ひまわり風醤油ラーメン」は、一部店舗の軽食コーナーで提供している「ひまわりラーメン」を商品化。「おうちでもひまわりラーメンを食べたい」という顧客の声から生まれた商品。そのほか、塩むすび(山形県産はえぬき使用)など地元産食材を使ったラインアップとなっている。
ヤマザワグループでは、地域の健康を応援する一環として、地元商品の積極的な販売による地域貢献をマテリアリティ(重点課題)に設定して取り組んでいる。地元で採れた野菜や米、また地元で飼育された肉の販売などでは、積極的に取り組んでいたが、地元食材を使用した惣菜の販売は不十分との認識だった。
「このまちに住むわたしたちだからこそ、このまちに住む人たちにできること」というブランドコンセプトで地元惣菜ブランド「このまちの」の名称となった。