ダイエーnews|3/1組織変更で地域密着型経営とスピード経営を加速

(株)ダイエー(東京都江東区、近澤靖英社長)は、3月1日(金)付けで組織変更と役員異動を行う。

第1に、食品スーパーマーケットの地域統合を見据えて、地域密着型経営とスピード経営を加速するために4つの改革を行う。
⑴関東事業本部、近畿事業本部の2本部体制を強力に推進する。「近畿エリア管掌」を新設して近畿事業本部を管掌する。
⑵事業本部には、機能を集中・強化するために「商品・営業企画部」と「経営管理部」を新設する。
⑶ショッピングセンターとしての館全体の吸引力向上を図るために「SC部」を新設する。
⑷3月1日に山陽マルナカから承継した14店舗を円滑に運営するために「マルナカ事業部」を新設する。併せて、近畿エリア管掌には、都市型小型店のプロトタイプ構築を担う「都市型小型店タスク」を新設する。

第2に、地域密着型経営を支える本社体制の強化と成長戦略を推進するために3つの改革を行う。
⑴「SCM戦略室」「イオンフードスタイル推進室」「デジタル戦略室」「経営企画室」を新設する。これに伴い、SCM戦略本部、商品戦略本部、デジタル推進プロジェクト、経営企画部を解消する。
⑵経営企画室では、全社およびグループ子会社の経営戦略構築と経営数値の管理を担うとともに、組織運営と広報機能を担う。
⑶関東事業本部と近畿事業本部をサポートする「管理本部」は、財務・経理、総務、人事のシステム機能を担う。また、「開発本部」は、新規出店によるシェア拡大および不動産管理、建設の機能を担う。

第3は、「良い品をどんどん安く」を実現するために、子会社と一体化したサプライチェーンの構築を実施する。
・「SCM戦略室」は物流機能に加えて、子会社を含めたサプライチェーンを戦略的に構築する役割を担う。素材から加工、配送、販売まで一貫した改革を推進するために、食品加工会社の(株)アルティフーズ、パン製造販売の(株)ボンテ、肉用牛・豚の肥育生産管理と販売をする(株)鹿児島サンライズファームを管掌する。

第4は、新たな業態の確立と顧客の利便性を最大限に高めるデジタル戦略の構築を行う。
・イオンフードスタイル推進室は、成長戦略を推進する業態としてイオンフードスタイルの確立と、最適な商品分類を構築して、事業本部および開発本部へ展開する。
・デジタル戦略室に「デジタル推進部」を新設する。また、マーケティング部を商品戦略本部から移管する。

第5は、顧客の支持を得る「店舗づくり」「顧客づくり」に取り組む。
・顧客満足向上、従業員のCSレベルの向上を担う機能として「CS推進部」を新設して、総務・お客さまサービス部が所管する機能を移管する。これに伴い、総務・お客さまサービス部は「総務部」へ改称する。

また、取締役と執行役員の人事も行う。

*本記事は企業ニュースリリースをもとに作成している。

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