イオンnews|7/20スタートの地域ポイント制度「千葉シティポイント」に参画
イオン(株)(千葉市美浜区、岡田元也社長)は、千葉市が7月20日(金)から行う地域ポイント制度「ちばシティポイント」に参画する。「千葉シティポイント」は千葉市が市民のボランティア活動や健康維持・増進活動などの促進を目的に始める実証実験だ。
この制度では、イオンの電子マネーである千葉市のご当地WAON「ちば風太WAON」が活用される。付与された「ちばシティポイント」は市の特典品やWAONポイントに交換できる。イオンは、千葉市内のイオングループ施設9カ所(イオン稲毛店、イオン幕張店、イオンマリンピア店、イオン千葉長沼店、イオンスタイル検見川浜店、イオンスタイル鎌取店、イオンモール幕張新都心店、イオンタウン稲毛長沼店、イオンタウンおゆみ野店)に、「ちばシティポイント」専用の来店ポイント端末を設置する。
千葉市では、社会貢献活動や健康維持・増進活動などに「ちばシティポイント」を付与するだけでなく、行政以外のポイント拠出事業者の開拓にも取り組んで、ポイント流通量の拡大を図る。それによって、地域におけるプラットフォームを目指す。
イオンは千葉市と2011年に包括提携協定を締結した。2016年からは地域発展の新しい枠組みである「地域エコシステム」の構築にも取り組んでいる。「ちば風太WAON」は包括提携協定の第一弾の取り組みとして2011年に発行され、利用売上金の一部が千葉市に寄付されている。
こうした行政との包括提携協定は、災害時支援だけでなく、地域におけるさまざまなビジネスにつながっていく。したがってイオンやセブン&アイをはじめとする大手小売業は、地域行政との協定締結に積極的だと言える。