セブン-イレブンnews|工場一体型の専用野菜工場(神奈川県)19年1月稼働

(株)セブン‐イレブン・ジャパン(東京都千代田区、古屋一樹社長)は、8月に竣工したセブン‐イレブン向け商品の専用野菜工場「Sagamihara Vegetable Plant」(神奈川県相模原市)を、2019年1月から稼働する。専用工場一体型として「初」となる完全制御型野菜工場だ。フル稼働は、2020年春頃を予定している。

運営はプライムデリカ(株)(神奈川県相模原市、齊藤正義社長)で、1986年10月にセブン-イレブン向けの惣菜類の製造・販売を目的として設立された。

工場の延床面積は2385坪。食品製造工場に直結しているため、収穫後の野菜を外気に触れることなく直接供給できる。閉鎖された環境で天候気温に左右されずに安定的な収穫ができるだけでなく、虫や病気の心配がないため無農薬栽培が可能になる。

野菜工場は、玉川大学との共同開発技術であるLED光制御技術を活用して、野菜に機能性(ビタミンC)を付加した。さらに、(株)安川電機による自動化技術を、種まきから収穫までの全工程で取り入れて、生産体制の効率化が図られている。

生産野菜はリーフレタス3品種で、38日間の栽培工程を経て収穫される。収穫後は、直結の食品工場内で加工し商品化する。1日当たり生産量は約3トンを予定する。神奈川県内の一部店舗からリーフレタスを使った商品の販売を開始し、順次拡大する計画だ。

■Sagamihara Vegetable Plant(相模原ベジタブルプラント)概要
運営企業/プライムデリカ(株)
所在地/神奈川県相模原市南区当麻2575‐1
延床面積/7872㎡(2385坪)
竣工年月/2018年8月
工場稼働/稼働開始2019年1月・フル稼働2020年春頃(予定)
生産野菜/リーフレタス(3品種)
生産能力/1日あたり約3トン(フル稼働時を想定)

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