ワークマンnews|新Format「WORKMAN Plus」20年3月期末で77店舗体制
(株)ワークマン(群馬県伊勢崎市、小濱英之社長)は、新業態店「WORKMAN Plus」を2020年3月期末までに77店舗体制にすると発表した。内訳は、路面新店39店、既存店改装29店、ショッピングセンター9店だ。
WORKMAN Plusの路面店は、アウトドアウェアとStylish作業服の2つの売場を持つ複合店だ。平日の朝夕は主にプロ客、昼と休日は一般客が来店する。異なる客層が時間で使い分ける「二毛作」的な店舗のため、これまでの新店の2倍以上の売上げが見込まれる。そのため、今後の新規出店はすべてPlus店とする計画だ。
WORKMAN Plusの戦略第1弾では、首都圏で「広告塔」的なショッピングセンター店と路面旗艦店を出店した。大量のTVCM、マスコミやSNS効果で劇的に人気化=ブランド化し、副次的効果として東京、神奈川県全体が高成長地域となった。
第2弾は、高成長地域の関西、広島、九州への出店だ。各店ともレジ待ちの長い行列ができて大盛況。この地域は出店の余地が十分あるため、Plus化は路面新店が担っていく。
そして第3弾は、これから始まるワークマンの「牙城」である中成長地域の関東、東海、東北への進出だ。しかし、この地域は出店密度が高くて新店を出しにくいため、店舗改装とScrap&Buildを中心にPlus化を進めていく。
WORKMAN Plus化により、全国の既存店を「高成長」店舗にしていき、将来はFC加盟店の「2億円」店舗化を目指す。