トライアルnews|福岡県宮若市と連携協定結びAI技術開発拠点とSCを開設

(株)トライアルホールディングス(福岡市東区、亀田晃一社長)は9月18日(金)は、福岡県宮若市(有吉哲信市長)と、リテールAI技術開発拠点「リモートワークタウン ムスブ宮若」の開設等に関する連携協定を締結した。

「リモートワークタウン ムスブ宮若」は、リテールAI企業のトライアルと宮若市が協力して始めるまちづくりプロジェクトだ。このプロジェクトではトライアルグループのAI開発拠点の開設、スーパーセンターの出店、トライアル従業員寮の建設のほか、同グループ初の業態となるファッションビレッジの開設などを計画している。小学校や中学校などの公共施設の跡地を活用する予定で、2021年4月以降順次竣工する。

開設予定の施設は以下の通り。
•トライアル AI技術開発拠点の開設
トライアルホールディングス傘下の(株)Retail AIに所属している技術開発者を中心に、トライアルのリテールAI研究を担う社員の新たな拠点となる。2021年5月末頃の竣工を目指す。

•「スーパーセンタートライアル宮若店(仮称)」出店と「ドリームホープ若宮」移設
店内に設置したAIカメラによってデータを活用し、最適な購買体験を提供する「スマートストア」型の店舗「スーパーセンタートライアル宮若店(仮称)」を出店する。会計機能やレシピのレコメンド機能を備えた「スマートショッピングカート」も導入する。同店は宮田ショッピングセンターの跡地への出店で、2021年9月中旬の竣工を目指す。また、農産物直売所「ドリームホープ若宮」は、旧吉川小学校のグラウンドへの出店で2022年3月竣工予定。ドリームホープ若宮はトライアルと宮若市との共同運営で、市内で栽培された農林畜産物や農産加工品を販売する。

•トライアル従業員寮
このプロジェクトによって宮若市に移住する技術開発者や、今後開設予定の店舗スタッフ向けの従業員寮を建設する。旧吉川幼稚園の跡地への建設で、2021年4月末竣工予定。

•ファッションビレッジ開設
ファッションビレッジは、アパレル分野でのモノづくり・販売・接客を、最新のテクノロジーを活用した新しい形のビジネスモデルとして構築するためのアートラボである。デザイナーやインフルエンサー、コンシェルジュなどが集い、既成概念に捉われないさまざまな商品を発信する。トライアルとして初の試みであり、ローカル5Gなどを活用した次世代の新しい購買体験の提供を目指す。旧笠松小学校を改装し、2021年6月末頃の竣工を目指す。

•オーベルジュ、温泉旅館などを備えた複合型施設「虎乃湯、古民家neri、颯香亭」
宿泊施設を備えたレストランであるオーベルジュや温泉旅館が一体となった複合型宿泊施設。「スコーレ若宮」の跡地への建設で、2021年4月末竣工予定。

•「グロッサリア」
グロッサリアは、宮若市との共同運営のレストラン。同敷地内にある「ドリームホープ若宮」で取り扱う地元の食材を使用した料理を提供する。旧吉川小学校の体育館を改装し、2022年3月の竣工を目指す。

トライアルホールディングスの亀田晃一社長は次のようにコメントしている。
「東京においてAI開発拠点の新設を計画していたところ、コロナ禍により社会の、そして私たちの価値観に変化が生じました。有吉市長のご協力を得て、リモートワークで仕事と生活を両立させながら研究開発を進められる地として、昔からご縁のあったこの宮若市に新拠点を設けることにいたしました。宮若市は博多と小倉のほぼ中間に位置しており、アクセスが良好なうえ、豊かな食や自然にも恵まれています。この地で自治体と住民が一体となってAI開発以外にも色々な事業に挑戦し、新しいライフスタイルを実現できる街として『リモートワークタウンムスブ宮若』を成功させたいと考えています」

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