野村不動産news|フィリピンにユニクロ事業の東南アジア最大の物流施設着工

野村不動産(株)(東京都新宿区、松尾大作社長)は 7月18日(木)、フィリピンの大手デベロッパー「Federal Land, Inc.」(メトロマニラ マカティ市、 Alfred V. Ty Chairman)と設立した合弁会社「Federal Land NRE Global Inc.、以下 「FNG」)が、フィリピン カビテ州において推進している、全体敷地面積約600haの郊外型大規模タウンシップ開発「カビテプロジェクト」において、日本国外で初の物流施設を展開すると発表した。

この物流施設は、フィリピン現地においてユニクロ事業を展開する Fast Retailing Philippines, Inc.(パサイ市、果瀬聡CEO) と施設開発における協定を締結し、今年6月に着工した。この倉庫は、ユニクロ事業において、東南アジアで最大の物流施設となる。

この物流施設を建設するフィリピン カビテ州は、フィリピンの中心機能が集積するメトロマニラに隣接し、フィリピン最大の人口(約430万人)を有する。メトロマニラと接続する既存高速道路(CAVITEX)に加え、新たに 2025年に延伸高速道路(CALAX)が開通する見込みだ。

施設の特長は3つある。
1つ目。倉庫内の空調設備導入、カフェテリアや休憩室、緑地帯の配置等、快適な労働環境を提供し、ワーカーの健康・安心安全を確保するための設計・取り組みを複数導入し、働き方の支援を行う。

2つ目。この施設では屋根を活用し、太陽光発電による自家消費を行う予定である。また、全熱交換器の導入により、空調効率を高め、環境負荷低減に取り組む。

3つ目。施設内では、指紋認証設備の導入により、入退場管理作業効率の改善を行うと同時に、有事の際の停電時には、物流機能を継続するため、非常用発電機で24時間分の電力を確保するなどBCPへの対応も行う。 

■FNGの物流施設
所在地/Brgys. Pasong Camachile and Navarro, General Trias, Cavite
敷地面積/約6万㎡ (1万8150坪)
延床面積/約4万2000㎡ (1万2705坪)
着工/竣工/着工:2024年6月 竣工:2026年以降(予定)

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