サミットnews|AI通訳機「POCKETALK(ポケトーク)」を全店舗に導入

サミット(株)(東京都杉並区、竹野浩樹社長)は、海外からの顧客への接客をスムーズに行うため、ソースネクスト(株)(東京都港区、松田憲幸社長)の AI通訳機「POCKETALK(ポケトーク)」を 3月21日(土) からサミットストア全店舗(117店)に順次導入する。

同社は2019年9月、国際スポーツイベントに合わせて、このシステムを12店舗に試験的に導入した。イベント期間中に1日平均1~2件の利用があり、イベントが閉幕してからも利用されている店舗が多かったことから、全店舗への導入に踏み切った。

機種は「POCKETALK(ポケトーク)S」で、すでに「POCKETALK(ポケトーク)W」を導入していた12店舗にも改めてSシリーズ(2019年12月発売の新型)を導入する。各店舗のサービスカウンターに設置する。

接客において最も利用が多かった事例のトップ3は、1位「決済時のトラブル対応」、2位「商品説明」、3位「困っていそうな顧客への声掛け」だ。番外編として、「外国人技能実習生とのコミュニケーションに活用」もあった。

「POCKETALK(ポケトーク)」にはインターネット上の最新、最適なエンジンと AI(人工知能)が用いられている。利用は簡単で、相手の国の言語を選び、ボタンを押しながら日本語で話しかけるだけよい。瞬時に音声と文字の両方でその国の言語に変換される。ただし、各国の時勢の影響や通信環境の状況によって、翻訳に時間がかかったり、利用できない場合もある。

また、カメラで文章を撮影することで、画面に翻訳を表示することも可能だ。これまで外国人観光客には、外国語ができる従業員が対応したり、翻訳アプリを使用したりして接客していたが、複雑な内容を説明しきれないことが課題だった。

特に「決済」に関しては、納得できるまで何度もやり取りをするため、問題解決までに時間がかかる場合があったが、今後は顧客を待たせることなく的確に対応できるようになる。

関連カテゴリー

システム 最新記事

一覧

最新ニュース

一覧