ベルクnews|ロボットで毎時4000食の盛り付け実現/ロボフレ事業で成果報告
(株)ベルク(埼玉県鶴ヶ島市、原島一誠社長)は3月21日(木)、弁当盛付ロボットシステム高速化の導入事例を発表した。
経済産業省が主催する、食品分野におけるロボットフレンドリー(ロボフレ)な環境実現に向けた研究開発やロボットの現場導入に取り組んだ事業者による成果発表会が行われた。原島一誠社長が導入の成果報告を行った。
2023 年度の経済産業省の事業である「革新的ロボット研究開発等基盤構築事業」及び、農林水産省の事業である「生産工程高度化推進委託事業」に採択された(一社)日本惣菜協会(東京都千代田区、平井浩一郎会長)が、トップ技術を持つベンダーと協力企業を取りまとめて、惣菜盛付工程のロボット化の取り組みを進めた。
協力企業であるベルクは自社の弁当・惣菜製造会社のホームデリカの工場で、最も人手がかかる弁当盛付工程のロボット化、現場実装に成功させた。
ベルクは(株)FingerVision(東京都文京区、濃野友紀社長)と協力し、弁当盛付ロボットシステム高速化の実現ならびに触覚ハンドを活用した多品種対応弁当盛付ロボットのシステムを開発した。
いなり寿司、俵おにぎり等専用の同時複数把持ハンドを新たに開発して、盛付速度をこれまでの1時間当たり最大 1200 個から、最大 4000 個の盛付(いなり寿司等特定の食材限定)を実現させた。