アマゾンnews|プライム会員と生活保護世帯に生鮮配送の新サブスクを開始

アマゾン・コム(ワシントン州シアトル市、アンディ・ジャシーCEO)は4月23日、生鮮食品の宅配サービス「Amazon Fresh(アマゾン・フレッシュ)」の新たなサブスクサービスを発表した。全米3500以上の都市でサービスが提供され、サブスク登録後は、30日間の無料お試し期間が設定されている。

宅配サブスクの利用料金はプライム会員が月額9.99ドル、生活保護を受けている世帯(EBTカード保有世帯)が月額4.99ドル。アマゾンが提供するネットスーパー(ホールフーズ、アマゾン・フレッシュなど)で35ドル以上を購入すると、配送料がかからずに自宅に生鮮品が届く。最低購入限度額をクリアすれば、配送回数は無制限だ。また配送だけでなく、店舗ピックアップも選択できる。

アマゾンは2023年の後半から、オハイオ州コロンバス、コロラド州デンバー、カリフォルニア州サクラメントで同サービスの実証実験を実施し、利用客の85%以上が「満足」と評価したという。

これまでアマゾン・フレッシュを利用する際、注文金額に応じて毎回配送料がかかっていた。しかし新サブスクに登録すれば、注文1回分の配送料と同等の金額で何回でも配送してもらえるようになる。

ちなみに配送料は1回の注文金額が50ドル未満の注文で13.95ドル(プライム会員は9.95ドル)、50~100ドル未満で10.95ドル(プライム会員は6.95ドル)、100ドル以上は7.95ドル(プライム会員は無料)に設定されているので、サブスクはお得だ。

なお、プライム会員は「プライム会員費」も年額139ドル(月額14.99ドル)が別途かかるので、宅配サブスク代と合わせると年間の支払額は260ドルほどになる。ただし、ホールフーズ・マーケットのメイン・ターゲットである富裕層の顧客にはあまり影響しないだろうし、頻繁宅配サービスを利用する顧客にとっても利用価値は高いサービスとなるだろう。

 

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