6月百貨店売上速報|三越伊勢丹・阪急阪神・高島屋の3社は増収

主要百貨店4社が6月の売上高速報を発表した。既存店売上高は三越伊勢丹百貨店は前年比105.6%、大丸松坂屋百貨店は98.6%、阪急阪神百貨店は110.5%、高島屋は105.6%だった。

(株)三越伊勢丹ホールディングス(東京都新宿区、細谷敏幸社長)の国内百貨店売上げ合計は前年同月比で105.6%。伊勢丹新宿本店の店頭売上げは112.8%、三越日本橋本店は107.4%、三越銀座店は106.1、伊勢丹立川店は92.1%、伊勢丹浦和店は94.1%。首都圏5店で既存店108.5%となった。

国内顧客の売上高は、宝飾時計などの高額品や婦人服を中心に堅調に推移した。識別顧客が引き続き堅調であることに加え、順次リモデルを進めている伊勢丹新宿本店の洋菓子エリアや三越日本橋本店で開催したあんこ博覧会などの集客施策が、若年層を含む新規顧客の来店増、識別化に貢献している。

海外顧客の売上高は、高付加価値MDへの支持を背景に、高い客単価を維持しながら、買上客数についても前年を上回った。(全国計前年比133.3%)。

J.フロントリテイリング(株)(東京都中央区、小野圭一社長)は、大丸松坂屋百貨店合計が既存店前年同月比98.6%。博多大丸、高知大丸を含む百貨店事業全体では99.2%だった。

6月度の売上高は、免税売上が好調に推移し、外商売上も前年実績を上回ったものの、休日日数が対前年-1日だったほか、前年の万博会場売上の反動減や梅田店の売場縮小によるマイナス影響が続いていることなどから、大丸松坂屋百貨店合計では対前年1.4%減(除く梅田店同2.4%増)、百貨店事業合計では同0.8%減(除く梅田店同2.9%増)となった。

店舗別では、15店舗中9店舗が前年を上回った。京都店、博多大丸が対前年2桁増となった。

大丸松坂屋百貨店合計の免税売上高(速報値)は、対前年23.3%増(除く梅田店同32.5%増)。客数が対前年12.3%減だったものの、ラグジュアリーブランドの好調などにより客単価が40.7%増となった。

大丸松坂屋百貨店合計の国内売上高(免税売上高の本年・前年実績を除く)は、対前年4.8%減だった。

エイチ・ツー・オーリテイリング(株)(大阪市北区、荒木直也社長)の(株)阪急阪神百貨店(大阪市北区、山口俊比古社長)の売上高は前年同月比110.5%、阪急本店が117.1%、阪神梅田本店が110.9%だった。

全店の売上高は前年に対して約1割増と4月以降2桁伸長が継続。都心店が概ね全店前年の売上高を上回り好調で、中でも阪急本店と阪神梅田本店が3ヵ月連続で共に2桁増と牽引。国内顧客の売上高は前年に対して約1割増と高伸し、免税売上高も約3割増と大きな伸びを示した。

インバウンドについては、中国からのツーリストの売上高は前年の約3割減と厳しい状況が続くものの、中国を含む
海外VIPは約4割増と前年を大きく上回り、免税売上高全体として4ヵ月連続で前年を上回った。

阪神梅田本店は、前年5月の上層階(2~8階)リニューアルから1年が経過したが、前年の売上高に対して約1割増と
好調が継続。ファッション・ライフスタルカテゴリー、食品共に売上高は前年に対して約1割増と引き続き高い伸びを示した。

(株)高島屋(大阪府大阪市、村田善郎社長)の既存店売上高は、高島屋単体の10店舗で前年同月比105.6%、国内百貨店子会社2社を加えても104.1%だった。

6月度の店舗別売上高は、京都店111.4%、日本橋店110.6%、大阪店107.6%、泉北店107.4%、新宿店105.9%、高崎店103.1%、柏店101.4%、玉川店101.3%、横浜店98.0%、大宮店94.0%、岡山店96.0%、EC店108.5%となった。

国内顧客については、天候の影響などにより、衣料・雑貨が前年実績を下回った。一方、ラグジュアリーブランドをはじめとする高額品が堅調に推移したことで、全体では前年実績を上回った。

商品別売上高は、特選衣料雑貨、宝飾品、呉服、スポーツ、 リビング、美術が前年実績を上回った。

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