日生協news|広島県尾道市でカーポートタイプ太陽光発電設備の稼働開始
日本生活協同組合連合会(東京都渋谷区、土屋敏夫代表理事会長)は4月3日(月)、広島県尾道市の尾道ドライ流通センター・尾道冷凍流通センターの社員駐車場に、自家消費型太陽光発電設備を設置し、3月より稼働を開始したと発表した。今回の設備は初めてのカーポートタイプの自家消費型太陽光発電設備となる。
尾道ドライ流通センター・尾道冷凍流通センターの社員駐車場に設置された太陽光発電設備
なお、同事業は環境省による令和4年度「二酸化炭素排出抑制対策事業費等補助金 PPA活用等による地域の再エネ主力化・レジリエンス強化促進加速化事業」に採択された。
今回の自家消費型太陽光発電設備は、中国・四国地方のコープ商品やナショナルブランド商品の宅配出荷拠点として稼働している尾道ドライ流通センター・尾道冷凍流通センター内の356台分のスペースの社員駐車場に設置した。年間発電量は1207千kWh/年を見込む。発電した電力は尾道冷凍流通センターに供給して、同センターの冷設備などの消費電力の約21%を賄う。
日本生協連は、再生可能エネルギーの開発を通して国内における再エネ導入量を増加させるとともに、持続可能な地域づくりへの貢献を目指し、物流施設の屋上への太陽光発電設備の設置を進めてきた。
日本生協連は2021年度に策定した「生協の2030環境・サステナビリティ政策」において、「2030年までに年間発電量4億kWhの再生可能エネルギーを開発」することを目標に掲げており、今回の取り組みもその一環となる。
■カーポートタイプ自家消費型太陽光発電設備
所在地/広島県尾道市美ノ郷町本郷字新本郷1-1
設置場所/尾道ドライ流通センター・尾道冷凍流通センター社員駐車場(356台分)
年間発電量/1207千kWh/年(一般家庭の262世帯分に相当)
発電容量/988kW
CO2排出削減量/670t-CO2/年