ファミマnews|脱炭素化を目指しFC小型トラックの走行実証を開始

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(株)ファミリーマート(東京都港区、細見研介社長)は、物流部門での脱炭素化を目指し、FC小型トラック(水素燃料電池小型トラック)の実用化に向けた走行実証を、5月15日(月)から福島県郡山市で、5月16日(火)から東京都府中市・調布市で実施する。

ファミリーマートは、商品の店舗配送におけるトラックから排出されるCO2を2030年度までに、2017年度対比で30%削減することを物流部門の目標としてさまざまな実行可能な施策を積極的に推進している。

AIを活用した配送シミュレーターの自社開発や、環境配慮車両の導入推進などの取り組みを進めた結果、2022年度実績では2017年度対比17.4%削減という、当初計画の15%を上回る実績を残すことができた。今回のFC小型トラックの走行実証は、この目標に向けた取り組みをさらに推進させるものとなる。

走行実証の概要は以下の通り。
①この走行実証は、弁当やおむすび、サンドイッチなどの中食を中心とした1日3便の店舗配送コースで実施する。
②配送コースによっても異なるが、1コース(1便)当たり平均10店舗への商品配送を実施する。一日当たり(3 便合計)延べ30店舗。
③この走行実証を通じて、FC小型トラックの実用性(燃費・航続距離・温度管理)や利便性(水素ステーションでの充填などのオペレーションやタイミング)などを検証し、今後の導入拡大について検討する。
④福島県郡山市と、東京都府中市・調布市を中心とした店舗での配送に加えて、6月以降には東京都八王子市・日野市と、江戸川区葛西を中心とした地域の店舗配送でも実施し、合計4台の運行実証を行う予定だ。その後、それぞれの地域で走行台数を順次拡大し、2025年度までには約30台の車両での走行実証を実施する計画だ。
⑤走行実証は、各車両とも実運用開始から6年間継続して実施する。

この取り組みは、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の助成事業「グリーンイノベーション基金事業/スマートモビリティ社会の構築」として実施される。

今回導入するFC小型トラックは、軽油使用の内燃車と比較して、トラック1台当たり、年間約23トンのCO2 削減効果が見込まれる。

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