良品計画news|自動運転バス「GACHA」小型化/実用化に向け実証実験
(株)良品計画(東京都豊島区、堂前宣夫社長)は、2022年5月に千葉県千葉市の花見川団地で行ったGACHA実証実験を経て、日本の都市交通事情にあわせた「自動運転モビリティGACHA」をリニューアルした。
「自動運転モビリティGACHA」は、少子化や高齢化が進む地域で公共交通機関の減少などによる移動手段制約の課題の解決策のひとつとして、外出機会の創出やコミュニティ形成、地域の活性化に貢献することを目指している。
2022年に千葉県で実施した実証実験の結果をもとに、以前の車両サイズから車幅を約半分にし、車両を小型化した。車両のスペックは全長3135mm×全幅1306mm×全高1830mmで、乗車定員は4名まで。走行速度は最高時速19kmで、DCモーターで駆動する。また自動運転方式は、電磁誘導を採用する。
小型化されたGACHAは、従来車では走行が難しかった道幅や商店街などの歩行領域でも走行することを想定する。走行できるエリアやルートの選択肢が増えることで、今まで以上に多様な需要にあわせた支援やサービスに対応を見込むことが可能となる。
今後、実用化に向けてさらに実証事業を行う予定だ。