スギnews|I&Hを子会社化/562店舗の薬局を展開

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スギホールディングス(株)(愛知県大府市、杉浦克典社長)は2月27日(火)、I&H (株)(兵庫県芦屋市、岩崎 裕昭社長)の普通株式を取得し、子会社化することを発表した。I&Hは阪神調剤グループとして、約 4000 名の薬剤師と約 500 名の管理栄養士を擁していて、調剤併設型ドラッグストア562店舗を展開する。

最近では、さまざまな医療機関から生活習慣病などの処方せんを年間約1400万枚応需している処方せん調剤事業に加え、リアルとデジタルを連携させた予防・未病領域の事業展開を展開している。

両社グループは今回の事業連携により、ノウハウの相互提供、事業規模の拡大および事業推進力の強化を想定する。具体的には5つの項目を挙げる。

(1)薬剤師及び管理栄養士の専門領域の共同研究等による「薬局専門性の深耕」
(2)在宅医療における地域連携及び共同研修等による「生産性の高い訪問調剤業務の確立」
(3)電子処方せん、オンライン服薬指導・フォローの共同実証等による「調剤DX化の推進」
(4)医療機関の開業支援及び地域連携支援の協同実施等による「医療機関支援の共同展開」
(5)経営ノウハウ及び経営資源の共有で実現する業務改革等による「経営基盤の強化」

取得予定の株式は1080万株。議決権所有割合は61.89%となる。取得価格は非公開となっている。

両社の営業状況はスギホールディングスが2023年2月売上高6676億4700万円、営業利益316億5800万円、経常利益323億9100万円、当期純利益190億0700万円。収益認識に関する会計基準適用のため対前年増減率は記載なし。

I&Hの2023年5月期連結業績は売上高2233億0303万円(前年同期比41.5%増)、 営業利益42億6781万円(116.2%増)、経常利益39億0495万円(134.3%増)、当期純利益17億2502万円(47.8%減)。

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