イオンnews|日本初の「asc認証いずみ鯛」をトップバリュブランドで展開
イオン(株)(千葉市美浜区、岡田元也社長)は、環境に配慮して養殖された「トップバリュasc認証いずみ鯛」を日本で初めて販売する。5月30日(水)から、全国の「イオン」「イオンスタイル」「マックスバリュ」を含むグループ最大1300店舗で取り扱う。100g当たり本体価格298円。
いずみ鯛は、スズキ目カワスズメ科で体長約40㎝。アフリカをはじめとする亜熱帯地方に生息していて、世界中で広く食用として親しまれている。日本の小売業での販売はまだ少ないが、外食業界では少しずつ取り扱いが増えている。
魚特有の臭みが少なく、ぷりっとした食感と淡白な味わいが特徴。真鯛と同様に、刺身やサラダ、カルパッチョがぴったりの白身魚だ。
養殖方法が確立されている安全・安心の「asc認証を取得」したいずみ鯛を、イオンのスケールメリットを活かして調達する。それにより、真鯛やかんぱちなどの一般的な刺身用の白身魚よりも、求めやすい価格を実現した。
「asc認証制度」を管理している団体は、ASC(Aquaculture Stewardship Council:水産養殖管理協議会)。環境に大きな負担をかけず、地域社会や人権にも配慮した「責任ある養殖水産物」の普及を通じ、養殖産業を持続可能なものに変革することを目的として、2010年にWWF(世界自然保護基金)とIDH(オランダの持続可能な貿易を推進する団体)の支援のもとで設立された。
イオンで販売するasc認証の魚は、「アトランティックサーモン」「バナメイエビ」などあるが、今回の「いずみ鯛」を加えると、9魚種18品目となる。